イギリスに入国、イギリスへ移住、イギリスのビザ

イギリス入国に必要なもの 基本的に日本人はイギリスへ旅行などで行かれる際はビザ等の申請は必要ありません。パスポートだけで6カ月までの滞在が可能です。6カ月の滞在ではたりないというひとは、1度イギリスをでてフランスとかに数日滞在してイギリスにもどれば再度6カ月間の滞在ができるようになります。2度目の入国のときは1度目のときよりいろいろと質問されますし、帰国の予定なども聞かれますのでちゃんと日本への帰国用のチケットなどの情報を用意しておきましょう。 ビジネストリップできたからといって働けるわけではない 英国政府のビジネス目的できているひと向けのガイドラインは下記のとおりです。できることではなく、できないことになりますのでご注意ください。 do paid or unpaid work for a UK company or as a self-employed person報酬、無報酬にかかわらずイギリスの会社のために働くこと、もしくは個人事業主として働くこと。 do a work placement or internship研修またはインターンシップ(体験入社) sell directly to the public or provide goods and services商品の販売や商品やサービスの提供 学生ビザでも働ける イギリスには48万人以上の海外からの留学生がいます。うち7割はヨーロッパつまりEUからの学生なのでビザはいりませんでした。今年からは必要になります。日本からイギリスに留学するには学生ビザをとらなければいけません。日本国内ですと多くの大学生はバイトをしています。ただ留学生という身分となると少し制限がかかってきます。大学生の場合は週に20時間まで、夏休み冬休み期間中は40時間までです。また語学学校に通っている人の場合は週に10時間まで働くことができます。 大学を卒業すれば就労ビザがもらえる イギリス政府は2020年の10月に海外からの留学生にたいし大学を卒業したものには2年間の就労ビザを与えると発表しました。2020年以降に学生でこちらに来たひとが対象となりますのでそれ以前に入国しているひとはおそらくビザはもらえません。2年間のビザがあれば就職先を見つけがんばって働けば会社がスポンサーになってくれる可能性はあります。もしそれがだめだとしても職場で素敵な出会いをしてイギリス人と国際結婚なんてことも可能性としてはあります。 イギリスの永住権を取得するには イギリスでは永住権のことをSettlement もしくはIndefinite leave to remainとよんでいます。永住権を取得するための条件ですが下記のものが代表的です。 イギリス人と結婚して5年以上たっていて5年以上イギリスに住んでいるひと 就労ビザを持っていて5年以上働いていてそのあいだ6カ月間イギリスを不在にした年がないひと 以前はイギリスに駐在員として5年以上滞在すれば永住権は取得できましたが、いまは残念ながらできなくなっています。 Skilled Workerビザ イギリスにはSkilled Workerビザというビザもあります。どういうものかというと経験が豊富で肩書もマネージャー以上である必要があります。ただ、どんな職種でもいいというわけではありません。政府のウェブサイトで職種のリストがあるのですが、300種類ぐらいあります。銀行、保険会社、会計士、警察、医者、看護師など立派な職業がほとんどですが、こまかくチェックしてみるとこんな職業もふくまれていました。 フィッシュアンドチップスの店員です。イギリスの食文化を代表する「フィッシュアンドチップス」のお店の店員がSkilled Workerのビザを取得できる資格があるのはおどろきです。これは日本で海外からきた寿司職人にビザをだすといっているようなものです。イギリスにどうしても移住したいうというひとはフィッシュアンドチップスの職人になるというのもありかもしれません。