伝統的な家で思い浮かべるのは有名なおとぎ話「3匹のこぶた」です。
イギリスには3匹目のこぶたが建てたレンガ造りの家が大半を占めます。
1930年代に建てられた家が多く、戦争前の資材がたくさんあった時期に建てられているのでとても頑丈です。
家の特徴としますと
- 部屋がすべてわかれていること。
- 天井が高いこと。
- 窓が1枚ガラス
部屋がすべてわかれている
部屋がすべてわかれているのは普通ではないのか?と思われた方も多いかと思います。
ここでいう部屋がわかれているというのはリビングルーム、ダイニングルーム、キッチンがわかれているという意味です。
日本の家のようにキッチンとリビングルームが一体化しているオープンプランという概念はイギリスの伝統的な家には存在しません。
食事のにおいがリビングルームなどに残るのをあまり好まないからです。
天井が高い
天井が高いことを英語で「High Celling」といいますが、天井が高くなったはじまりは日常的に暖炉が使われていたり、家の中でタバコやパイプをすうのが当たり前だった時代に煙がこもっても煙が目の高さに降りてこないようにするためだったと言われています。
建物のなかが全面禁煙になった現在でも天井が高いことで部屋が広く見える、窓が大きくつくられ部屋全体に自然光がはいりやすいという理由でイギリス人には人気があります。
窓が1枚ガラス
イギリスの家には2重サッシというかサッシ自体が存在しません。
そのかわりにペアガラス、英語では「Double glazing」があります。
イギリスに伝統的な家には1枚ガラスがよく使われています。
減りつづける伝統的な家
日本と同じように、イギリスでも時代の流れとともに伝統的な家は減ってきています。
1枚ガラスは冬場寒いし防犯的にも安全ではないということでペアガラスに変わり、海外からの移民が増えてオープンプランキッチンの需要が増えて改装したりなどモダンな家が最近では多くなってきました。
モダンな実用的な家に作り変えていくひとがいる反面で伝統的な家にこだわり続けるひともなかにはいます。
イギリスの伝統などまったく気にしない移民が増えることでイギリスらしさがどんどん失われています。
イギリスがEUを離脱したのもこういったことも関係しているのではないでしょうか。
実際に伝統的な家とはどういったものなのか見てみましょう
ご紹介する家はロンドン北部のフィンチリーというエリアにある大きな2階建ての家です。
寝室は全部で5つあり、主寝室には専用のシャワーとトイレがついています。
1階には広々としたアイランドつきのキッチン、リビングルームのほかにダイニングルームが別であります。
リビング、ダイニング、キッチンが一体化した家に住みなれている日本の方にとっては少し不便を感じるのではないかと思います。
食事をするところ、くつろぐところは別というのがイギリス人の考えです。
ごちゃごちゃ説明してもわからないと思いますので、実際に見てみてましょう。
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