仕事がなくても英国ビザがとれるようになる!?

英国と言えば敷居が高く、ビザがなかなかとれないことで知られています。
ウソのような本当の話ですが、30年前に、私の友達が英国に移住するという決断をしました。
彼はと今日のクラブでDJの仕事をしていて外人の知り合いも多く、英語は堪能でした。
移住の動機は、英国の音楽や文化に魅了され、英国で何かしら成し遂げたいというものでした。
彼が旅たつ前日に、彼が働いていたクラブを貸し切って友達同士で盛大に送別会をしました。
私も、彼に頑張って成功してほしいという応援の意味でいくばくかの餞別を渡しました。
そして彼の出発を見送るため成田空港へ数人で見送りに行き、感動的な別れを終えました。
しかし、数日後彼は日本に帰国する羽目になってしまいました。
理由を聞いてみると、入国審査の際に、「英国に来た理由」と聞かれ、彼は「仕事を探しに来た」と言ったところ、強制送還となってしまったそうです。
初めて英国に来て、観光すらできず、ロンドンのヒースロー空港で半日滞在して、日本と帰国となってしまったのです。
日本という国は、個人レベルで見た場合は、裕福とは言えませんが、国レベルでは裕福な国なので、英国に出稼ぎのために入国することはできません。
また、日本国内での内戦や諸外国との戦争が起きているわけではないので、避難民としての入国もできません。
そうです、日本という国に生まれた場合は日本で働き、そして日本で死んでいくという選択肢しかないのです。
もちろん英国人と国際結婚をして英国に移住する方法はありますが、日本にいてそんな簡単に英国人のパートナーが見つかるなんてありえません。
ただでさえ、新型コロナウィルスの感染の影響で出会い自体が減っているのですから。

でも諦めるのはまだ早い

英国で今年2022年からHigh Potential Individual Visaというビザがとれるようになります。
直訳すると「高い可能性の個人向けビザ」です。
世の中すべてのひとが高い可能性を持っていると反論される方もいると思いますが、英国にとっても高い可能性というのは高い学歴を意味しています。(今のところ)
現時点での応募資格者ですが、東京大学と京都大学を卒業したひととなっています。
つまり、英国が認めた日本の優秀な大学というのは、東京大学と京都大学だけなのです。
今は、東京大学と京都大学だけですが、今後は他の大学もHigh Potential Individual Visaの応募資格者リストに入ってくると言われています。
2022年の応募資格者リストは5月30日に下記のリンクにて公開予定となっています。
https://www.gov.uk/government/publications/high-potential-individual-visa-global-universities-list

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