
~知らずにやってない?旅先や留学・ビジネスでも大切な英国流エチケット~
はじめに
「イギリス人って礼儀正しいよね」と耳にしたことはありませんか?
紅茶とスーツの国、イギリス。落ち着いた雰囲気と気品のあるイメージがありますよね。しかしその裏には、厳格ともいえる「マナー文化」がしっかりと根付いています。
一見、穏やかで寛容に見えるイギリス人ですが、実は“心の中では不快に感じている”というケースも少なくありません。
特に日本人が普段気にしないちょっとした行動や癖が、「えっ、それはちょっと…」とイギリス人に眉をひそめられている可能性も!
この記事では、日本人が気づきにくいけれど、イギリス人が密かに嫌うマナーを15個厳選して深掘りしていきます。旅行・留学・ビジネス・国際恋愛…どんなシーンでも役立つ内容ですので、ぜひチェックしてみてください。
1. げっぷは超NG!「ごちそうさま」になりません
日本では子どもが「げっぷ=満足のサイン」として捉えることもありますが、イギリスでは完全にマナー違反。たとえ食後でも、音を立ててげっぷをするのは「無作法で下品」とされます。
どうしても出てしまいそうなときは、音を立てないようにするか、「Excuse me(失礼)」と一言添えるのが最低限の礼儀です。
補足ポイント:
- 英語圏全体で共通する傾向ですが、イギリスは特に「品位」を重んじます。
- お酒の場でも「ゲップが出るほど飲んだ」は通用しません!
2. おならも当然NG!笑い事では済まない空気感
こちらも当然ですが、イギリスでは公共の場でのおならはかなりのタブー。
日本では小さな子どもが「ぷっ」と音を出して笑いになるシーンもありますが、イギリスではその場の空気が一瞬で凍ることも。
「体のことだから仕方ない」では済まされず、「コントロールできない人」「気を使えない人」と思われてしまいます。
3. 爪切りを人前でするのは絶対NG!「不潔」「だらしない」と思われる
日本では職場でちょっと爪を整えたり、旅行中にホテルのデスクで切ったりする人も見かけますが、イギリス人から見ると「えっ…信じられない!」という行為。
爪を切るのは完全なるプライベート空間、基本的にはバスルームで静かに行うのが常識です。
4. 大声で話す=マナー違反!静かなのが“品”
日本人は自覚しにくいですが、イギリス人の耳からすると、日本語は音がはっきりしていて「大きく聞こえがち」。
特に友達同士でテンションが上がったとき、つい声が大きくなっていませんか?
イギリスでは、公共交通機関やレストラン、カフェなどでは「静かに話す」のが基本。
騒がしくしていると、「育ちが悪い」と思われてしまうかも。
5. 列に割り込むのは“最大級の罪”
イギリスといえば「並ぶ文化」。とにかく、どんな状況でも列を守るのは鉄則中の鉄則です。
スーパーのレジ、バス停、パブのカウンターでも、誰が先に来たかを周囲はちゃんと見ています。
NGな例:
- グループで来ていて、後から来た人が前の友人のところに合流する。
- 迷っていたフリをして、気づいたら前に出ている。
→ これ、イギリス人から見たら「ズルいし、無礼」とされます。
6. チップの習慣、場面での“空気読み”が重要
イギリスではアメリカほどチップ文化は強くありませんが、レストランやホテルなどでは一定のチップマナーがあります。
サービスが良かった場合、10~15%ほど上乗せして支払うのがスマート。特にテーブルでの食事では必須に近いマナーです。
注意点:
- 「サービス料込み」と記載がある場合は不要。
- パブでは基本的にチップ不要だが、特別に丁寧な対応を受けた場合は「お釣りを渡さない」形で感謝を示すのが◎
7. 公共の場でのイチャイチャは控えめに
手をつなぐ程度は問題ありませんが、激しいキスや長時間の抱き合いなどは、年配者や保守的な地域ではかなり不快に思われることもあります。
イギリス人は「感情の抑制」を美徳とする傾向があるため、過度なラブラブ表現はTPOを弁える必要があります。
8. スマホで通話しながらレジに並ぶ
これもイギリスでは無礼とされがちな行動。
店員さんとのやり取りは「人と人とのやりとり」として大切にされており、スマホに夢中になっていると「無礼」「相手を軽視している」と感じさせてしまいます。
9. 店員さんに命令口調で話す
例えば「Water, please.(水、ください)」という言い方ですら、言い方次第では「ぶっきらぼう」と感じられます。
イギリスでは“やんわりお願いする”のが礼儀。「Could I have some water, please?」など、丁寧な言い回しが好印象を与えます。
10. 他人に馴れ馴れしく話しかけすぎる
日本では“フレンドリー”が好意とされますが、イギリス人は初対面では適度な距離を好む人が多いです。
いきなり名前で呼んだり、プライベートな話題(収入、家族構成、宗教など)に触れるのは控えましょう。
11. 食べながら歩くのは“みっともない”
日本のように「歩きながらおにぎり」「飲みながら移動」というスタイルは、イギリスでは基本的にNG。
特にロンドン以外の都市部では「だらしない」「行儀が悪い」と思われることもあります。
12. 話の途中で割り込む
会話のキャッチボールを大事にするイギリス人にとって、相手の話を遮るのは非常に失礼。
たとえテンションが上がっていても、「I’m sorry to interrupt, but…」など一言断ってから発言を挟むのがスマート。
13. 自己主張が強すぎる
欧米は自己主張が強い…と思われがちですが、イギリス人は“控えめな自己主張”を美徳とする人が多いです。
自己アピールが過剰だったり、自分の話ばかりしていると「うるさい人」と思われる可能性も。
14. テーブルマナーを軽視する
ナイフとフォークの使い方はもちろん、ナプキンを膝に置く、音を立てずに食べる、食べ終わった後はナイフとフォークを揃えて置くなど、細かいマナーが多いのがイギリス流。
15. 遅刻する=“信用されない人”
イギリスでは「時間厳守」が基本。
数分の遅れでも一言「Sorry for being late.」と伝えるのが礼儀です。
ビジネスの場では特に、時間を守ることは「信頼できるかどうか」の試金石になります。
💡まとめ:イギリス流マナーの根底は「他人への配慮」
ここまで読んでいただいてお気づきかもしれませんが、イギリスのマナーの多くは「他人に不快感を与えない」ことが根底にあります。
そのため、大げさな表現や自己主張よりも、“控えめで礼儀正しい”態度が好まれる傾向にあります。
ちょっとした気配りや上品な振る舞いが、イギリスでは「魅力的」「育ちがいい」と感じてもらえるポイントです。
最後に一言:
イギリスでの生活や旅行をもっと快適に、楽しく過ごすために。
知らないうちに失礼なことをしてしまわないよう、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね!
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