
ロンドンといえば、歴史的な建造物、洗練された街並み、美しい公園、そして活気あふれるナイトライフが魅力の都市です。しかし、どんな都市にも危険なエリアは存在します。観光客はもちろん、現地在住者も注意が必要な場所を把握し、安全に行動することが大切です。
本記事では、ロンドンの中でも特に犯罪率が高いとされるエリアを紹介し、もしそのエリアを訪れる場合にどのように行動すべきかの対策を解説します。
ロンドンの危険なエリア一覧
1. エレファント&キャッスル(Elephant & Castle)
エレファント&キャッスルは南ロンドンに位置し、再開発が進んでいるエリアですが、依然として犯罪率が高い地域です。特に夜間の一人歩きは避けた方がよいでしょう。薬物関連の犯罪や暴力事件が報告されており、観光客はあまり立ち寄らない方が無難です。
対策:
- 明るいうちに訪れ、夜間の外出は控える
- 人通りの多いエリアを歩く
- 路地裏や人気(ひとけ)のない道を避ける
2. ブリクストン(Brixton)
ブリクストンは音楽とカルチャーが融合した活気のあるエリアで、多くのクラブやバーがあります。しかし、ギャング関連の事件や強盗、スリが発生しやすい場所でもあります。観光客がターゲットになりやすいため、注意が必要です。
対策:
- バックパックやハンドバッグは前に抱える
- 貴重品をポケットに入れず、目立たないように持つ
- 知らない人からの親しげな声かけに警戒する
3. ペッカム(Peckham)
ペッカムは近年発展しているエリアですが、依然として犯罪率が高く、特に若者の間での暴力事件が多発しています。ナイトライフもありますが、地元住民で賑わっており、観光客にはあまり向いていません。
対策:
- グループで行動する
- 現地のバーやパブでは、周囲の雰囲気を確認する
- 公共交通機関を利用する際は、常に周囲を警戒する
4. ハックニー(Hackney)
東ロンドンのハックニーはヒップスター文化の中心地で、オシャレなカフェやアートギャラリーが多くあります。しかし、夜間の犯罪が多発しており、特にスマートフォンのひったくりや強盗に注意が必要です。
対策:
- スマートフォンを道端で不用意に使用しない
- 自転車の盗難が多いため、施錠をしっかりする
- 事前に行く場所を確認し、迷わないようにする
5. トッテナム(Tottenham)
トッテナムはサッカーのトッテナム・ホットスパーの本拠地でもあり、試合がある日は特に賑わいます。しかし、ギャング犯罪や暴力事件の発生率が高く、観光客にとってはあまり安全なエリアとは言えません。
対策:
- スタジアム周辺では人混みに紛れて貴重品を盗まれないようにする
- 試合後の混雑時は、冷静に行動し、不必要なトラブルを避ける
- 地元の人と適度な距離を保ち、争いごとに巻き込まれない
6. カムデン(Camden)
カムデンはロックやパンク文化が根付いたエリアで、多くのマーケットやライブハウスが点在しています。しかし、観光客を狙ったスリや詐欺が多く、特に夜はドラッグディーラーも目立ちます。
対策:
- 知らない人からの申し出(特にドラッグ関連)には一切応じない
- ATMを利用する際は、周囲を確認する
- 人混みではバッグやポケットの中身をチェックしながら移動する
ロンドンでの安全対策まとめ
ロンドンで安全に過ごすための基本的なポイントを以下にまとめます。
- 夜間の一人歩きを避ける
- 特に上記の危険エリアでは、暗くなってからの外出は控えましょう。
- 貴重品は最小限にする
- パスポートはホテルのセーフティボックスに保管し、必要最低限の現金とカードを持ち歩く。
- 公共交通機関を利用する際の注意
- 電車やバスではリュックやバッグを体の前に抱える。
- 深夜のバスは酔っ払いや危険人物がいる可能性があるため、なるべく避ける。
- 地元の人のアドバイスを聞く
- ホテルのスタッフや信頼できる現地の人に、安全なルートを確認するとよいでしょう。
- 知らない人についていかない
- ナイトクラブやバーでのナンパには注意し、不審な誘いには乗らない。
- スマホを見ながら歩かない
- 特に観光客はスマホを見ながら道を探しがちですが、ひったくりの標的になりやすいので注意。
- 緊急時の連絡先を把握しておく
- イギリスの緊急番号は「999」または「112」。
- 在英日本大使館の連絡先もメモしておくと安心。
まとめ
ロンドンは世界的に有名な観光地であり、多くの人々が訪れますが、都市部特有の犯罪もあります。上記のエリアでは特に注意が必要ですが、適切な対策を講じれば安心して楽しむことができます。
ロンドンを訪れる際は、危険エリアに注意しつつも、その魅力を存分に楽しんでください!
コメント