交通事情
イギリスの交通事情ですが日本と同じで都市部と地方でかなり違ってきます。
もちろん交通量の多いのは都市部です。
度重なるロックダウンの影響で2020年は交通量が減りましたが、2019年に首都ロンドンでリポートされた交通事故の数は2万5千件以上にものぼります。
うち死亡事故は125件となっております。
交通ルールについて
イギリスは日本と同じで車は右ハンドルで左側走行となります。
制限速度ですが道によって異なってきます。
下の表をご参考ください。
制限速度
*イギリスの高速道路は基本無料です。
道路の種類 | 速度(マイル表示) | 速度(キロメートル) |
---|---|---|
*高速道路(Motorway) | 時速70マイル | 時速112キロ |
片側2車線の道(Dual Carriageway) | 時速70マイル | 時速112キロ |
片側1車線の道(Single Carriageway) | 時速60マイル | 時速96キロ |
街中、住宅街の道 | 時速30マイル | 時速48キロ |
信号機
信号機は日本と同じ青、黄色、赤の3色です。
でもイギリスでは青信号をBlue lightとは言いません、青信号はGreen lightです。
時差式の信号機はあまりなく、ほとんどが感応式の信号機になります。
ラウンドアバウト
日本との大きな違いはこれではないでしょうか。
ラウンドアバウトとは信号機のない交差点のことです。
信号機がない代わりに車が時計まわりで円を描くように移動して目的の出口ででるというシステムです。
少し説明しにくいで下の図を見てください。
基本的に向かって右手から車が来ていたらその車が優先となります。
はじめはタイミングが難しいので慣れるまでに少し時間がかかりますが、慣れてしまえば簡単です。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドはすべてセルフサービスとなっています。
店員さんがでてきて「ハイオクですか、レギュラーですか」などの質疑応答はありません。
燃料の種類ですが下記のとおりです。
英語名 | コード | 種類 |
---|---|---|
Unleaded (95 RON) | E10 | レギュラー |
Super Unleaded(98 RON) | E5 | ハイオク |
Diesel | B7 | ディーゼル |
運転免許証
運転免許証についての質問がかなり多いですが、基本的に入国してから1年間は日本の運転免許証で運転ができます。
例えばイギリスに住んでいる家族や友だちが車をすでに持っている場合は借りて運転ができます。
その場合の注意点ですが自動車保険の適用が車の持ち主だけでなく、車を借りて運転するひとも適用されるように事前にお手続きしておきましょう。
レンタカーを借りる場合ですが、日本の免許証では手続きできないところもあります。
保険の加入
自動車保険の加入ですが、イギリスの保険会社のなかには日本の無事故無違反の証明を受け付けない会社もあります。
1年目は日本のブローカーを通して購入されることをおすすめします。
ちなみに私がイギリス1年目に利用しましたブローカーさんはJEIBさんです。
飲酒運転について
イギリスは飲酒に関しては寛容です。
具体的な許容範囲ですが下記のとおりです。
- 100ミリリットルの血液中に対し80ミリグラムのアルコール
- 100ミリリットルの吐息に対し80マイクログラムのアルコール
- 100ミリリットルの尿に対して107ミリリットルのアルコール
上の表記だとわかりにくいのでわかりやすく言いますと 2パイント(約1リットル)のビール、またはグラスワインの小を2杯までというのが目安になっていますが、個人によって体の大きさや肝臓の働きが違ってきますので基本は「飲んだら車は運転しない」というのが賢い選択ではないでしょうか。
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