イギリス人がもっとも恐れているものトップ10

紅茶が切れた時よりも怖いものとは?

イギリス人といえば、礼儀正しく、皮肉好きで、ティータイムをこよなく愛する人々。そんな彼らにも、もちろん「恐怖」があります。でもそれは、ただのホラー映画やジェットコースターではありません。時には笑えるほど小さなこと、でもイギリス人にとっては真剣な「恐れ」。さて、今回はユーモアを交えつつ、イギリス人が本気で恐れているものトップ10をご紹介しましょう。

1. 気まずい沈黙

イギリス人は「気まずさ」を極端に嫌います。エレベーターで他人と2人きりになった時の数十秒間は、もはやホラー映画並みの緊張感。

2. 列に割り込まれること(Queue-jumping)

「列を乱す者には慈悲なし」と言っても過言ではないほど、イギリス人は順番を守る文化を大切にします。割り込みを見かけた日には、怒りと恐怖が交錯します。

3. 「話しかけられるかも」な状況

バスで隣の人が話しかけてきた?それはイギリス人にとって予期せぬパニック。公共の場での会話は、基本「天気」に限定したい。

4. 誰かの名前を忘れる

顔は覚えてる。でも名前が出てこない。紹介する流れなのに名前が出てこない。この「社会的ホラー」はイギリス人の悪夢の一つ。

5. 紅茶が切れている

ティーバッグがない?ミルクがない?それは「国家非常事態」に相当します。朝の一杯がない日は、すでに終わっている。

6. パブでの「ラウンド(順番に全員におごる)」のルールがわからない

「今、自分の番だった?」「誰か抜けた?」パブでのラウンド文化におけるミスは、暗黙の社会ルール違反。無言の圧がこわい。

7. クレームを言わなければならない時

食事に髪の毛が入っていた。でも…「すみません、あの…もしお手すきであれば…」と過剰な遠慮。はっきり言えずに終わることも。

8. 他人に迷惑をかけてしまうこと

「すみません、すみません、本当に申し訳ないんですが…」と10回謝ってからやっと頼み事を切り出すのが基本。迷惑は最大の恐怖。

9. 予期しない電話

特に非通知の電話や知らない番号からの着信は恐怖そのもの。メールで済むならメールでお願いします。

10. 過剰な感情表現

喜怒哀楽をあまり表に出さない国民性。感情が表に出るシーン(特に人前で泣くなど)は、「恥ずかしい」を超えて「怖い」領域へ。

最後に

もちろん、これらの「恐怖」はあくまで文化的な特徴を笑いとともに紹介したもの。でも、イギリス人の繊細で遠慮深い人間性を映す鏡とも言えるでしょう。逆に言えば、こうした小さなことを大切にする国民性だからこそ、イギリスの「マナー」や「思いやり」は世界中から尊敬されているのかもしれませんね。

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