ラジエターがあまり温かくならない時の対処法

ロンドンの冬は寒く、寒い日にはマイナス2~5度ぐらいまで気温が下がる日もあります。ロンドンの住宅は通常セントラルヒーティングシステムでボイラーから供給されるあついお湯が、各部屋に設置されたラジエターに流れ込みラジエターがあたたまり家全体をあたたかくする仕組みです。ラジエターは下の写真のようなもので、通常は各部屋の壁に設置されています。 このラジエターはセントラルヒーティングが稼働しているときは、全体があつくなります。ボイラーで供給されるお湯の温度は変更できます。温度が低すぎでも部屋があまりあたたかくならないので、60℃ぐらいがちょうどいいのではないでしょうか。あまりあつくしすぎると子供が触って火傷したりするので、あまりラジエターのお湯の温度は上げないようにしましょう。 ラジエターですが、通常は各部屋に最低一つ、トイレ、バスルームにもそれぞれ設置されています。セントラルヒーティングが稼働しているときに、一度すべてのラジエターがしっかりくあつくなっているか確認してみてください。 あつくないラジエターを見つける 複数あるラジエターの一つは、ラジエターの下半分があつく、上半分はあまりあつくないという状態のものがあるはずです。これはラジエターの故障ではありません。空気がラジエターにたまっているだけです。セントラルヒーティングをしばらく使用していないと空気がラジエターに溜まりあついお湯が全体に行き渡らないという状態になります。この状態を放置しておくと、ラジエたターがなかなか部屋をあたためてくれず、その部屋だけ他の部屋より気温が低い状態になってしまいます。 解決方法は簡単 解決方法はいたって簡単です。ラジエターの側面についている四角いねじのような部分に専用の鍵を入れて時計と逆回りに回すと「プシュー」という音がして空気が抜けます。「プシュー」という音がしなくなるまで続けてください。水が出てきたら空気が全部抜けたということです。専用の鍵は、下記のリンクより購入できます。

ロンドンで賃貸物件を見学するときのチェックポイント

ロンドンの住宅事情は日本とあまりにも違いすぎるため、物件を見学する際に何を気を付けてみればわからないという質問を良くされます。そこで、ロンドンの物件を見学する際の注意点とチェックポイントを詳しく解説いたします。まず、ロンドンの物件は古いというのが第一前提にあるため、人によっては古いからしょうがないと妥協してしまう人も数多く見受けられます。確かにロンドンの建物自体は古いですが、家によっては中を完全リフォームしていたり、お風呂やキッチンなどの水回りを新しくしたりしています。物件は大家さんを移す鏡と言われています。物件の状態から大家さんの性格を分析する方法も含め解説していきます。 窓をチェック 窓はとても重要で、窓が古かったり建付けが悪かったりすると、隙間風が入り冬場とても寒く、部屋もなかなか暖まらないため光熱費がかさみます。テナントさんの気持ちを汲み取ろうとしない典型的な大家さん 家具をチェック ロンドンは家具付きの家が多く、日本からわざわざ家具を持ち込む必要はありません。ただ、備え付けの家具は安物が使われていたり、アンティーク調の家具だったりします。住んでいる人の趣味嗜好は一切気にしない大家さんということが言えます。 壁をチェック 壁は人が長い間住んでいると必ず汚れるものです。一般的な大家さんは、テナントさんが変わるたびにペンキを塗りなおしますが、ダメな大家さんはペンキを塗りなおしません。 シャワーヘッドをチェック シャワーヘッドというのは、20ポンドぐらいで買えますし、誰でも簡単に交換できます。シャワーヘッドが古く石灰だらけの家は要注意。 キッチンをチェック キッチンは、最も重要な場所です。まず、洗濯機の中にカビが生えていないかをチェック。オーブンの中が油でギトギトになっていないかをチェック。換気扇が油でべとべとになっていないかチェック。冷蔵庫の古さをチェック。収納の扉の建付けがしっかりしているかをチェック。 物件を選ぶということは、大家さんを選ぶことです。大家さんが嫌で引っ越しをした人もいます。物件選びを間違うと最低1年は苦労することになりますので、慎重に選びましょう。

隣人の騒音に悩まされている

夏になると増えてくるのが、近隣騒音。イギリスは、夏がとても短い国なので、夏になると庭でバーベキュー、パブで乱痴気騒ぎする人が急増します。日本人と違いロンドンでは、自己中心型の人間が多いというのは、紛れもない事実です。ヨーロッパ人の気質なので仕方がありません。隣の人が夜遅くまでパーティーをして、大音量で音楽をかけて、まともに眠ることができない。という相談は、夏に集中しています。一番簡単な解決方法は、隣の家の人に、「うるさくて眠れないので静かにしてもらえないか」と文句を言うことですが、普段からおとなしい民族の日本人にそんな勇気のある行動はとれません。私もやったことはありません。 夜はゆっくり静かなところで眠りたい では、どうしたらいいのでしょうか。警察を呼ぶというのも、解決策の一つです。が、警察を呼ぶと大事になってしまい隣人から逆恨みされ、後で嫌がらせをされたりしても厄介です。そこで、一番平和的に解決する方法としますと、カウンシルに騒音をリポートするです。各カウンシルのウェブサイトに行くと、Noise from neighboursというページがあります。そこからカウンシルにリポートしてください。すると、カウンシルからこういった苦情が出ていますと、当人に手紙やメールで警告してくれます。もし、隣人が自分たちの騒音に気づいていない場合(例えばボイラーの音が大きいとか、洗濯機の音がうるさいなど)は、カウンシルにリポートする前に、手紙で隣人に知らせてあげるのが親切かもしれませんね。 ロックダウン中はパーティーをしてはいけない また、今はコロナウィルス感染拡大によりロンドンでも外出規制や家族以外の人と集まっていけないという政府が定めたガイドラインがあります。それでも週末にどう見ても家族以外の人たちが集まって大音量で音楽をかけたりしている若者がいます。もし、隣人がそういう違法なパーティーをしていたら、すぐに101に電話をして、隣人がパーティーをしていて家族以外の人も参加していると警察にリポートしましょう。 その他、イギリス生活でのトラブル、困りごと無料相談はこちらからロンドンでの賃貸物件でのトラブルは、一人で悩まずお気軽にご相談ください。

ロンドンの賃貸物件選びの落とし穴

日本からロンドンへの赴任が決まって、まず住む家を探さないといけません。ロンドンには日系の不動産会社が数社ありますが、不動産会社が物件選びに全面的に協力的だと思わないでください。 不動産会社は家主の犬 ロンドンの不動産会社は、家主のエージェントであり、物件を探している借主を、お客様だと思っていません。理由は、不動産会社は家主からの成功報酬で成り立っているからです。物件を探している人からは一切金銭はもらっていません。というのも、法律で家主と借主の双方からお金をもらってはいけないと決まっているからです。日本では「客をなんだと思ってんだー」と怒鳴ることができますが、ロンドンの不動産会社相手にそれを言ったら「はー?」って言われます。 家主が常にえらい立場 また、ロンドンでは貸主である家主と借主が対等ではありません。貸主が完全に上の立場なのです。ですから、日本で賃貸物件を借りるのとは、勝手が違うのです。 異国の地で何が正しいかわからない 建物の構造も違っており、日本から来たばかりの人では、どこを気を付けて見なければいけないのかがわからないうえに、いい物件と悪い物件の区別さえつかない人がほとんどです。そんな私もロンドンに住み始めのころは、物件選びに失敗して、妻に散々文句を言われた経験があります。奥さんってのは何を選んでも文句を言う生き物なのかもしれませんけど。 物件選びに失敗して離婚したケースも 私の知っている人で、物件選びに失敗して離婚してしまった人もいました。まあ物件は、あくまできっかけだったのかもしれませんが… 物件選びの注意点 話がそれてしまいましたが、本題に戻ります。さて、物件選びで気を付けなければいけないことを、いくつか挙げていきます。 英系不動産会社よりは安心の日系不動産会社リスト ロンドン東京リダックストラットンズKyo Service ロンドンでは物件よりも家主選び ロンドン生活を過ごすうえで、一番と言ってもいいぐらい大事なこと、それは、素晴らしい家主に出会うこと。家主がいい加減な人だと、ロンドン生活の楽しさは半減どころか、3分の1になってしまいます。 不動産会社は信用できない 家主選びで、大事なことは不動産会社の営業マンの言うことは99%信用しないことです。家主のエージェントとしての地位を確立している不動産会社は、もちろん家主の悪口は言いませんし、問題がある家主でも平気で嘘をつきます。 信用できるのは自分だけ 不動産会社は100%家主に味方なので信用できない。結論から言いますと、物件を隅々までチェックすることです。物件は、大家さんの人格を映す鏡です。具体的にどこをチェックすればいいのか? 以下の点をしっかりチェックすれば、悪い家主に出会うことはない 掃除がしっかりされているか 掃除がされているかどうかというのは、とても大事なポイントです。普通に考えて、内見に来るとわかっているのに、掃除されていない家を恥と考えない家主は間違いなく非常識。 壊れているところはないか これも掃除と同じで、戸棚の扉が壊れているのがそのままに放置されていたり、冷蔵庫の中の棚が割れているのにそのままになっていたり、窓ガラスが割れていたりなどなど。壊れているとわかっていても直さない。非常識ですよね。 電球 電球が切れたままになっていたり、違う種類の電球が同じ照明器具についていたりしたら要注意。 家具の統一感がない 家具の色や、スタイルがバラバラ。自分の家でいらなくなった家具を捨てるのが、勿体ないから賃貸物件に持ってくる家主もいます。そんな家主は、何か壊れても新しいものはなかなか買ってくれません。家がツギハギだらけになってしまうのがオチ。 カーテンが古い カーテンは、部屋全体のイメージを明るくも暗くもする大事なアイテム。でも、大家にとっては、賃貸物件のカーテンはどうでもいいもの。どう見ても20年以上前のデザインだろうってものも、賃貸物件では珍しくありません。そんな物件の家主は、住む人のことはどうでもいいと思っています。 ペンキを塗替えていないのに、壁に絵をかけた跡がない 壁に絵をかけた跡がないということは、住んでいる人が壁に絵をかけたことがない。つまり壁に絵をかけることが禁じられている。壁に絵をかけると壁に穴があき、物件の価値が下がると思っているアホな家主である。住んでいる家には、家族の写真や絵をかけて、アットホーム感を演出したいのが普通の人の考え。それを住んでいる人にさせない家主は、間違いなく自己中な大家。 前に住んでいた人のものをそのまま置いている キッチンの収納に、前に住んでいた人の食器やお皿がそのまま残っている。日本人の場合、退去の際、日本に持って帰らないものをそのまま物件に残していく人が多い。ただ、それを家主がそのままにしておくということは、きれいに掃除されていなかったり、物件のチェックをこまめにしていない証拠である。普通、誰が使ったかもしれない食器を使うのって気持ち悪くないですか?そんな気持ちを理しない大家は、間違いなく失格である。 マットレスにシミがついている、マットレスがあから様に古い(10年以上使っている感じ) マットレスは通常8年たったら新しいものに交換したほうがいいと言われていますが、それはあくまで平均的な価格のもの。賃貸物件においているマットレスなんて安物ばかり。5年もすれば、体重がかかる真ん中がへっこんできます。そんなマットレスを平気な顔で寝室に置いている家主は、新しいものを買わないとてもケチな人、何か壊れても緊急でなければ、なかなか直してくれない家主に間違いなし。 以上の点に注意して物件選びはしましょう。ロンドンの物件選びにてお悩みのか方、お気軽にご連絡ください。

ロンドンの家主が日本人のテナントさんを好きな理由

ロンドンで賃貸物件を探すとき、日系の不動産会社を利用する人が多いかと思いますが、そのたびに不動産会社の人は、この物件は日本人しか住んだことがないとか、この物件の家主は日本人のテナントさんしか探していない、など言ってくるかと思います。ちなみにテナントというのは、物件を借りる人(賃借人)のことです。 なぜ、ロンドンの家主は日本人が好きなのか? 家賃をしっかり支払ってくれる きれいに使ってくれる 文句を言わない などの意見がよく聞かれます。 それを逆手にとって日本人のテナントさんができること ロンドンの家主が日本人のテナントさんが好きなので、いやらしい話日本人のいうワガママは基本的に何でも受け入れられるのです。つまり、テレビを買ってほしいとか、ソファーを新しくしろとか、月に1回ハウスクリーニング入れてくれなどのワガママを何でも言えるのです。 最近ですと、家賃が月2,300ポンドの3LDKの戸建ての家(ロンドンでは3ベッドルームハウスと呼びますが、)に、予算が月1,600ポンドしかない日本人のカップルの人が申し込んだところすんなり承諾されました。提示価格より700ポンドも安い値段が日本人だからという理由で受諾されてしまうのです。本当に日本人でよかったと思います。 家主がなるべく避けたいテナントさん 日本人がロンドンの家主に人気なのはわかりましたが、家主から嫌われいてるテナントさんはというと、インド人、中国人、ユダヤ人などです。理由は、それぞれ違いますが、インド人の場合は、料理の匂いが家にこびり付くから、中国人も料理に油を大量に使うので、キッチンがギトギトになるという理由です。また、ユダヤ人に関しては、とにかく細かい。 ロンドンのテナントさんから人気のある家主はダントツでイタリア人 では、逆にテナントさんから人気のある大家さん家主というのは、どんな人たちなのでしょう。 イタリア人 イギリス人 日本人 イタリア人に関しては、とにかく家がお洒落で、何かあるとすぐに対応してくれる。イギリス人は家自体はそんなおしゃれではないが、すぐに対応してくれるし、必要なものはすぐに買ってくれる。日本人の家主に関しては、コミュニケーションが楽というのと対応が親身という理由です。イタリア人でもイギリス人でも時々ダメな家主もいますが、総合的に見て、上の人たちを選んでおけば間違いないかと思います。物件は家主をうつす鏡。物件をしっかり見て契約はするようにしましょう。 物件選びのコツ ロンドンにお住まいの方で、大家さんとの関係に悩んでいる方、物件トラブルで困っている方は、お気軽にご連絡ください。 お問い合わせいただく前の注意事項 お問い合わせの内容によっては、電子メール以外の方法で回答を差し上げる場合がございます。 ご回答までに数日要する場合や、ご質問によってはお応えできかねる場合もございます。あらかじめご了承ください。 当社からの回答は、お客様個人に当てたものです。一部・全部の転用や二次利用はご遠慮ください。 個人情報の取り扱いについては、当社の個人情報保護についてをご参照ください。

ロンドンでの賃貸契約

ロンドンで賃貸物件を契約する場合ですが、気を付けなければいけないことが幾つあります。基本的には日本での賃貸契約と大きな違いはありませんが、書類が全て英語なので、後で理解していませんでしたなどとならないよう気を付けましょう。 家賃について 家賃は、もちろんポンド表示されていますが、そんなことはどうでもいいです。2年目以降の家賃の値上げに関して、記載がある場合があります。例えば、契約書によっては、家賃が5%値上がりしますなどと、はっきり数字が書かれている場合があります。その場合、無条件で値上がりとなりますので、注意しましょう。ちなみに値上がり率はどのくらいが妥当なのかと言いますと、2~3%でしょう。物価上昇率が、2.5~3%。新型コロナウィルス後は、1%まで落ちています。1%というと、物価はほぼ上がっていないと理解していただいていいでしょう。新型コロナウィルスパンデミック中に、もし家賃を値上げされた人がいたら、ぜひ家主、不動産会社にクレームしてください。現在ロンドンでは99%の家主が家賃の据え置き、もしくは値下げをしています。 ロンドンの不動産動向にご興味のある方は、こちらのページをご覧ください。 途中解約について これが日本人には、一番の問題ではないでしょうか。英語では「Break Clause」というのですが、多くの不動産会社は詳しく説明をせずに、契約を進めているのが現状です。例えば、入居後に隣人との間でトラブルがあった場合、「夜中に音楽をガンガンかけられて迷惑している」「毎週末多くの人が訪ねてきて、迷惑している」など。そんな時、普通なら引っ越そうという話になります。でも、契約書に途中解約の条項がなかった場合、いかなる理由でも契約終了(通常は1年後)まで、解約ができません。ちなみに個人契約では、法律にて6カ月以内の解約はできないことになっていますので、その点もご注意を。ロンドンの現地不動産会社で契約されている方は、恐らく入居後4カ月以降に2カ月の退去通知を出せる契約になっているはずです。ロンドンにある日系不動産会社は、入居後6カ月以降に途中解約ができるという契約になっているはずです。法律で定められている最低滞在期間は6カ月です。 途中解約その2 上の途中解約はあくまで個人で契約している場合、会社で契約している場合は、もっと面倒です。英語で「Business Break Clause」と言いますが、これは会社から人事異動の事例が出た時のみ途中解約ができるというもの。個人的な理由、例えば「もっと大きな家に移りたい」とか「日本人学校の近くに引っ越したい」などの理由では、解約できないのです。 個人契約、法人契約について イギリスには、個人契約と法人契約という2つの契約形態があり、皆さんはどちらかの契約を結んでいます。大きな違いは、個人契約は住む人が契約することで、法人契約は会社が契約して、住む人は雇用者というもの。その他、個人契約の場合、家主から出て行けと言われたら退去しなければいけないが、法人契約の場合、契約期間中に家主から出て行けと言われても、退去しなくてもいいというのがあります。 物件へのアクセス 新型コロナウイルスパンデミック中に、退去をして、日本へ帰国する人も多くいるかと思いますが、イギリスでは退去通知を出した瞬間に、不動産会社が次のテナントを探すために、物件の宣伝を始めます。通常は、担当している不動産会社しか宣伝できない決まりとなっていますが、この状況では、次のテナントをなかなか見つけることができないので、不動産会社を4,5社使う大家さんも中にはいます。そんな時に、契約書に不動産会社がいつから物件にアクセスできるのかを必ず記載しています。通常は退去の1か月前から、契約書によっては、2か月前になっているものもあります。でも、ご安心ください、現在のイギリス政府のガイダンスでは、不動産会社の内覧を拒否しても、ペナルティー等は発生しません。ただ大家さんに嫌われるだけですが、日本に帰国する直前に新型コロナウィルスに感染するよりは、いいですよね。 ロンドン北部(N3、N12、N20、モスホールスクール、フリスマナースクール近く)で物件をお探しの方はお気軽にご連絡ください。

賃貸物件の退去時にトラブルになる確率は?

ロンドンで賃貸物件を契約したとき、一番問題が起きるのは退去時というか退去したあとです。ロンドンの賃貸物件の家主は、皆がそうではないですが、とてもお金にシビアな人が多く、少しでも自分の出費を減らして物件をきれいにしようと考えています。だから、テナントさんが退去したあとに、家主が小さなキズに対しても数百ポンドの請求をしたりするのです。ちなみにテナントというのは、賃借人のことです。 デポジットプロテクション制度が施工されたが、トラブルは減らず デポジットプロテクションとは、2007年4月に政府が義務化した第三機関がテナントさんの敷金を入居から退去までの間預かる制度のことです。もし、退去時に家主が不正な請求をし、それに対しテナントさんが不服を申し立てた場合にこの機関が中立の立場で公平な判断を下す小ことになります。ですので、もし、家主が不正な請求をしてきていると納得がいかない場合は遠慮せず文句をいってください。文句を言う相手というのは、家主ではなく担当の不動産会社に対してです。何も言わなければ、お金を取られるだけです。 昔はデポジットプロテクション制度がなかったせいで、一銭も返ってこなかった 昔は、家主は自分自身でデポジットを預かり、退去時に虫眼鏡で観なければいけないくらい小さな傷に対しても、弁償金をテナントにクレームし、デポジットを一銭も返さなかった大家がほとんどでした。 それでも不正請求は今でもある それでも、ロンドンでは退去時に法外な金額の請求をテナントにしてくる大家さんが数多く存在します。私の知っている一番酷いケースは、ロンドン北部のエリアで数年前にとある物件に住んでいた日本のテナントさんが、退去時に寝室の壁の一部(窓際)にカビが発生していて、それに対して大家が5,000ポンドの請求をテナントさんにしてきたのです。カビの発生部分は、たった一部屋で、しかも一部の壁だけ。そもそも、普通に暮らしていて壁にカビが発生することはありません。家主は、換気をしっかりしていなかったテナントさんの責任だと言っていましたが、寝室の壁にカビが生えるというのは、建物の構造上の欠陥で、住んでいる人には防ぎようがありません。 カビは誰の責任? 浴室の天井にカビが生えたりするのは、テナントさんが換気を怠っていた可能性はありますが、寝室の壁にカビが生えるのは、テナントさんに一切の責任はありません。壁にカビが生えるのは、壁自体に問題があり、最近分かったのことなのですが、イギリスでは外壁と内壁の間に断熱材を使用していない家やフラットが多く、寒くなる冬の時期に壁に発生する結露がカビの大きな原因だと言われています。つまり、壁に発生するカビは、住んでいる人の責任ではなく、建物の構造上の欠陥なのです。とはいえ、これを読んでいるあなたは既に欠陥住宅に住んでいるかと思います。 今からでもデポジットをとられないためにできること 窓ガラスの結露がひどかったり部家のすみにカビのようなものを発見したら、すぐに家主にメール等で報告してください。もし不動産会社の管理物件に住んでいるのなら、担当の不動産会社にメールで報告してください。それで退去時に家主がクレームしてきたら、壁に結露が発生しているので、一度壁を調べてほしいと以前からお願いしていたはずだと言い逃れできるはずです。ロンドンには通気性がわるくカビが生えやすい家が沢山存在します。物件探しの際に、カビが生えてペンキを乗りなおしたあとがないか、しっかりチェックしておきましょう。 お問い合わせいただく前の注意事項 お問い合わせの内容によっては、電子メール以外の方法で回答を差し上げる場合がございます。 ご回答までに数日要する場合や、ご質問によってはお応えできかねる場合もございます。あらかじめご了承ください。 当社からの回答は、お客様個人に当てたものです。一部・全部の転用や二次利用はご遠慮ください。 個人情報の取り扱いについては、当社の個人情報保護についてをご参照ください。

何がちがう日系不動産会社と英系不動産会社?

ロンドンは不動産会社によって紹介する物件が違う ロンドンでのお住まいを探すにあたり、どこの不動産会社を利用するかでいい物件に巡り合うかわるい物件に巡り合うかが決まります。ちょっと待ってください。不動産会社って手数料とかがちがうだけでどこの不動産会社で紹介してもらってもいい物件に巡り合うのではないのですか?日本ではそうなのかもしれませんが、ロンドンではそんなことはありません。なぜ、ロンドンではちがうのかと言いますと、ロンドンでは紹介する物件が不動産会社によってちがうからです。不動産会社Aでは物件Aを不動産会社では物件Bをといった感じで、それぞれの不動産会社がべつの物件を紹介しているのです。 物件をたくさん持っている不動産会社に依頼 では、ロンドンで賃貸物件を探すときどこの不動産会社を使えばよい物件に巡り合うのでしょうか。それは、すべてはときの運と言いたいところですが、物件を沢山持っている不動産会社にお願いするというのが正解です。 物件と不動産会社を探すなら不動産総合検索サイト 日系不動産会社であれ、英系不動産会社であれ必ず使っている広告媒体があります。もちろん独自のウェブサイトも各社持っていますが、ロンドンではRightmove(ライトムーブ)とZoopla(ズープラ)という不動産専門の検索エンジンがあり、これらを使うと自分の条件に合った物件をどこの不動産会社が沢山持っているのか一発で検索できます。Rightmoveの使い方はこちらのページでご覧ください。 物件探しに日系不動産会社を利用するメリット それでも英語に自信がない方は、日系不動会社をつかいましょう。日系不動産会社をつかうメリットは、日本語がつかえるというだけではありません。 日本語で物件探しができる 車で送迎してくれる(コロナウィルス禍ではありません) エリア情報が日本語で日本の方向け 契約書について、説明してくれる 日本人が多いエリアを紹介してくれる 逆に日系不動産会社を利用するデメリットは? 日系不動産会社をつかうデメリットはやはり「日本人コミュニティからの脱却がむずかしくなる」ではないでしょうか。日本にいるときよりも、ご近所づきあいがめんどうだといわれているロンドン。奥さまグループに一度はいったら最後。ダンナさんの駐在期間は、ご近所づきあいのプレッシャーに悩まされる毎日が続きます。そのほかのデメリットは 物件が少し古い インド人オーナーが多いので家具が古い 日本人が多いエリアの物件だけの紹介となる せっかく日本から脱出したのに日本人がおおく住むエリアには住みたくないという方は英系不動産会社をご利用されることをお勧めします。ロンドン市民に人気のエリアは、こちらのページで紹介しています。 大手日系不動産会社 ロンドン-東京 リロ・リダック・ストラットンズなど 現地不動産会社を利用するメリット 現地不動産会社をつかうメリットはたくさんありますが、いちばんはやはり担当の営業マンがかっこいいイギリス紳士だったり、とてもきれいなイギリス人女性だったりすることでしょうか。という冗談はさておき、現地のことは現地人に聞けではないですが、ロンドンにくわしいのはやはりイギリス人です。その他のメリットは、 英語の勉強になる イギリス人が住むようなお洒落な物件を紹介してくれる 物件案内は、現地での待ち合わせになるので土地勘がつく ロンドンで現地不動産会社を利用するデメリット デメリットはというと、やはり契約に関しての説明ももちろん英語になるので、自分にとって不利な条件が契約書にかかれていても、気づかずサインするはめになってしまう。 日本語がつうじない エリア案内はあるが、すべてイギリス人目線 契約書の説明も英語 ロンドンの大手英系不動産会社 Foxtons Dexters Chancellorsなど 日系不動産会社であれ、英系不動産会社であれ、担当者によっては、親身に対応してくれる人とそうでない人がいます。最近では、ロンドンの英系不動産会社でも、日本人スタッフを雇い、日本人専用窓口を設けている会社も複数存在します。 日本人スタッフがいる大手英系不動産会社 Benham & Reeves UK Knight Frank Savills JPS International Excel Property Services 住みたいエリア、物件のタイプによって日系、英系を使い分ける まとめますと、ロンドンでは物件が少し古めでも日本人が住むエリアに住みたいなら日系不動産会社、お洒落な家でイギリス人が好んで住むエリアに住みたいなら英系不動産会社を利用するということです。正直申しますと、ロンドン市内では英系不動産会社のほうが取り扱い物件数がはるかに多いですし、いろんなタイプの物件を取り揃えているので、英語に自信がある方は英系不動産、英語に自信がない方は日系不動産を利用するという選択肢もあります。 お問い合わせいただく前の注意事項 お問い合わせの内容によっては、電子メール以外の方法で回答を差し上げる場合がございます。 ご回答までに数日要する場合や、ご質問によってはお応えできかねる場合もございます。あらかじめご了承ください。 …
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Rightmoveでロンドン賃貸物件探しをする

日本人の方はあまりご存じないかと思いますが、ロンドンには不動産物件の総合検索サイトが存在します。その中でも最大手がRightmoveというテレビコマーシャルでもよく見かけるサイトです。日本の方はあまり利用していませんが、ロンドンで賃貸物件を探しているイギリス人の99%はRightmoveを利用しています。なぜ、Rightmoveは便利なのかと申しますと、ロンドンでは不動産会社によって抱えている物件が違います。各不動産会社のウェブサイトにてどんな物件を紹介しているのか確かめなければいけません。それには膨大な時間がかかります。そこでロンドンの不動産会社が抱えている物件をまとめて見ることができるのが、このRightmoveなのです。 使い方はとても簡単! 今日は、そんなRightmoveの正しい使い方を説明します。ロンドン以外のエリアでも、Rightmoveに登録する不動産会社が増えてきましたが、まだそこまで普及しておりません。ロンドンで物件をお探しになられる方は、Rightmoveをお使いになることをお勧めいたします。 まず、Rightmoveのホームページに行きます。皆さんが探しているのは賃貸物件なので、Rentをクリックします。 そうすると、ドロップダウンが出てくるのでProperty to rentをクリックします。 すると下の画面に移動しますので、検索バーに、お探しのエリアのポストコード、もしくは、エリアの名前を入力します。例えば、ロンドン北西部の日本人に人気のセントジョーンズウッドの物件を探す場合「St Jonhs Wood」やポストコードがお分かりの場合は「NW8」と入力します。ポストコードに関しては、住みたいマンションなどが既にお決まりでしたら、NW8 2JJのようにすべてのポストコードを入力すると、そのマンションに空室があれば、検索結果に表示されます。もし、ご希望のマンションに空室がない場合は、近くにある物件が表示されます。 エリアを入力すると下のもっと細かい条件を入力するページへ移動します。 ①指定したエリアからどのくらいの範囲まで探すのかを入力②家賃の上限、下限を入力③最低のベッドルーム数、上限を入力④物件のタイプHouses(戸建てタイプ)Flats/Apartments(マンションタイプ)Bungalows(平屋)Land(土地のみ)Commercial Property(商用オフィスなど)Other(その他)の中から選びます。 ⑤いつマーケットに出されたかLast 24 hours(24時間以内)Last 3 days(3日以内)Last 7 days(1週間以内)Last 14 days(2週間以内) 上の項目の中で⑤が一番重要です。ロンドンの不動産会社は、既に貸し出されてしまった物件を空室だと宣伝している業者が多数存在します。つまり、この⑤を指定しないと空き物件以外も表示されてしまうのです。 検索結果が出てきましたら、気になる物件をクリックして、Request Detailsボタンをクリックします。出ている電話番号に電話をかけてもいいのですが、相手にされないことがあるので、無難にメールで問合せしましょう。 Request Detailsをクリックすると、下の入力画面が出てきます。 フォームで必ず入力しなければいけないのは、Name(名前)、Telephone(電話番号)、Email、Country(住んでいる国)、Post Code(今住んでいるところの郵便番号)もちろん日本も選べます。 メッセージをつけないと連絡が返ってこない Messageは必須項目になっていませんが、実は一番重要です。このメッセージ欄には、できるだけ詳しく職業(できれば会社名も)、家族構成、いつ入居したいのか、物件を探している理由などを記入してください。ここに何も書かないと、不動産会社が真剣に探している人ではないと判断して、メールを返信してこない可能性があります。必ず記入してください。 Rightmoveに送るメッセージの例文 下のようなメッセージを送っておけば間違いなく連絡がきます。 Hi my name is Taro Yamada [あなたの名前(フルネーム)].We are a Japanese family of 3, looking for 2-3 bedroom [flat/house].I am a fulltime …
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住むなら一戸建て?それともフラット?

一戸建ての種類と特徴 一戸建ての種類 日本の戸建てのように完全に独立しているディタッチハウス 隣の家とくっついているセミディタッチハウス 両隣とくっついているテラスハウス 3階建て箱型タウンハウス 平屋のバンガローハウス 以上が代表的な戸建ての種類です。 メリット 広い庭がある庭でバーベキューしたり、子供と遊んだり、天気のいい日は日向ぼっこもできます。 近所迷惑をあまり気にしなくていい一戸建ては子どもが騒いだり、家のなかで飛び跳ねたりしてもあまり気にする必要がありません。 とにかく広いので友達をよべる寝室が最低でも3つから4つ確保できるので日本から友達をよんでとめてあげることができちゃいます。 在宅勤務が楽寝室がたくさんあるのでそのうちの1つを書斎として利用できます。 収納がたっぷり最近は整理整頓できない主婦が増えてきているようですが、一戸建てなら整理しなくても収納がたくさんあるので当分使わないものは収納にぶちこんでおけばいいだけです。使っていない部屋を物置がわりにしてもいいのではないでしょうか。 トイレが2つ以上あるトイレが2つ以上あるので朝の忙しい時間帯に取り合う必要がなくなります。 デメリット 立地が少し不便一戸建ては基本的に少し駅からはなれた場所にあることが多く、通勤等に不便です。エリアも都心から少しはなれた郊外になります。 家が広いので掃除がたいへん部屋数が多いので掃除がたいへんです。ロンドンはリビングルームとダイニングルームはフローリングで寝室は絨毯という家がスタンダードなので寝室は掃除機をかけなければいけません。 庭の手入れもやらなければいけない庭の手入れですが家主さんが手配してくれることもありますが、基本自分たちでやらなければいけません。 光熱費が高い家が広いので冬のあいだ家のなかをあたたかく保つのにガス代が高くつきます。 空き巣にはいられる一戸建ては空き巣にはいられることがあります。 フラットの種類と特徴 フラットとは何かと言いますと、アパートメント、マンション的な集合住宅です。フラットは大きく分けて2種類です。 マンションタイプのパーパスビルト 一見戸建てなのだが中に入るとフラットに分かれているコンバージョン メリット 立地がいいフラットは基本的に都心に近いエリアにあるのと、駅近、スーパー近だったりします。ときどきフラットなのに駅遠い、近くにスーパーなしというのがありますが、タワーマンションの1階に住むぐらい意味がないのでそんなフラットはやめましょう。 管理が楽一戸建てにくらべコンパクトなうえ、全面フローリングのところも多いので掃除が楽です。 光熱費が安くすむ居住空間が小さいのとまわりの部屋からの伝熱効果があるので暖房費があまりかかりません。 安全一戸建ての場合ですが、空き巣等の被害がありますが、フラットの場合はそういった被害がほとんどありません。以前フラットに住んでいて空き巣に入られたひとがいましたが、原因は単なる鍵の閉め忘れでした。そんなひとはどこに住んでも空き巣に入られます。おそらくカフェでトイレにいくときにカバンを席に置いていくタイプなのではないでしょうか。 管理人がいるフラットによっては管理人さん(ポーターさん)がいたりするので不在時に荷物が届いても安心です。 デメリット 狭いフラットは基本的に寝室が2つか多くても3つなので日本から友達や家族が遊びにきたときにとめてあげることができません。 在宅勤務に不向き部屋数が少ないので在宅勤務には向いていません。寝室かリビングルームで仕事することになります。 隣の音が気になるフラットでも最近の新しめのフラットは壁や天井が薄くつくられているため隣の音がけっこう気になります。週末にパーティーなどされた日には最悪です。 エレベーターがよく故障するロンドンのフラットは築年数が古いものが多く、エレベーターがけっこうな頻度で壊れます。そのたびにエレベーターが1週間とか普通に使えなくなります。 日本でマンション住まいのひとはフラット、一戸建てに住んでいるひとは戸建て 正直なはなし住みなれた家のタイプに住むのがいいと思います。「せっかく海外にきてるんだから日本では住めないいわゆるイギリスの天井が高い一戸建てに住んで奥様友達をよんでアフタヌーンティを楽しみたい!」とか寝ぼけたことを言っている奥さんを持っている旦那さまご愁傷様です。冗談はさておき、新型コロナウィルスで在宅勤務が増え、週末をふくめほとんどの時間を家で過ごされていることと思います。今後1年ぐらいはこの生活が続くかと思っています。奥さんと子どもがいるひとは少し郊外でもいいので広めの一戸建てに住んでゆとりのある在宅勤務をされてみてはいかがでしょうか。