私は、トランプが近い将来、殺害されるのではないかと考えている

私は、ドナルド・トランプが近い将来、殺害されるのではないかと考えている。実際に起きた暗殺未遂を振り返るたびに、彼の命に向けられた危険を、過去の出来事として片付けることができなくなるからだ。

殺害の時期や確率を裏付ける情報はない。ここで述べるのは、公表された事件を踏まえた個人的な懸念である。

2024年7月13日、米ペンシルベニア州バトラーの選挙集会で銃撃事件が起き、トランプが負傷し、参加者1人が死亡した。FBIは、この事件をトランプに対する暗殺未遂として捜査した。命を狙われるという危険は、この時点で現実のものになっていた。FBI

そして同年9月、フロリダ州でも別の暗殺未遂が起きた。この事件で有罪となったライアン・ラウスには、2026年2月4日、終身刑に加えて7年の刑が言い渡された。米司法省は、シークレットサービスの捜査官がこの企てを阻止したと説明している。United States Department of Justice

数か月の間に、別々の事件で同じ人物の命が狙われた。私は、この繰り返しを深刻に受け止めている。事件ごとに捜査が進み、刑罰が科されても、それだけでトランプ本人への脅威がすべて解消されたと考えることはできない。

さらに、2024年に摘発された米政治家らを狙う暗殺計画では、2026年3月6日、アシフ・マーチャントに有罪評決が出た。米司法省は、イラン革命防衛隊の指示を受けた計画で、トランプも標的に含まれていたと説明している。この計画は、法執行機関によって実行前に阻止された。United States Department of Justice

この事件から私が感じるのは、危険を一人の犯人や一つの動機だけで説明することの難しさだ。国内で起きた暗殺未遂と、国外との関係が司法当局によって指摘された計画では、考えるべき背景が異なる。それぞれの事件を確認しながら、本人に向けられる脅威を継続して捉える必要があると思う。

警護についても、安心しきることはできない。2025年7月に公表された米上院の国土安全保障・政府活動委員会の委員長報告書は、バトラーの事件について、警護の計画や情報共有に重大な不備があったと指摘した。hsgac.senate.gov

私は、この報告を、警護にも人や組織の判断が関わり、絶対の安全は保証できないことを示すものとして読む。同時に、別の未遂事件や計画が阻止された事実は、警護や捜査が命を守った証拠でもある。どちらの事実も踏まえたうえで、私はなお危険が残っているのではないかと懸念する。

私が恐れるのは、政治的な対立が「相手を選挙で負かす」という考えを越え、「相手が消えれば問題が解決する」という発想に変わることだ。政治的立場にかかわらず、その変化を警戒すべきだと考える。一人の政治家への怒りが、命を奪う行為の正当化に向かうことを、社会は許してはならない。

仮にトランプが殺害されれば、米国社会は大きな衝撃を受けるだろう。事件の真相をめぐる疑念が広がり、政治への信頼が損なわれ、対立がさらに深まるのではないか。私は、本人の命とともに、その後に社会へ残る傷も心配している。

繰り返された暗殺未遂が、私に「近い将来」という切迫した感覚を抱かせている。ただ、その感覚から将来の殺害を事実として導くことはできない。懸念を述べる際にも、この違いは明確にしておきたい。

私は、トランプが近い将来、殺害されるのではないかという不安を拭えない。そして、この予想が外れることを願っている。政治家の評価は、選挙と議論によって決められるべきだ。その命が奪われることで、政治の行方が決まる社会であってはならない。

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