フィンチリーに日本人が多く住む理由
なぜ、日本人がフィンチリーに住むようになったのか?
1977年に全日制の日本人学校がカムデンに移ってきた際に日本人の駐在員がノーザンライン沿線に移動してきました。
当時カムデンは治安もあまりよくなく日本人にはあまりふさわしくないエリアでした。
そのため、比較的に治安のよく学校までそんなに遠くないという理由でフィンチリーエリアに多くの日本人が移り住みました。
しかし1989年日本人学校は現在の場所ウエスト・アクトンに移転をしました。
それとともに数多くの日本人はウエスト・アクトンに移住しましたが、フィンチリーに住んでいるひとのあたたかさと治安のよさにどっぷりつかっていた一部の日本人は子どもを現地の小学校に入学させる決断をしました。
日本人学校の移転は、せっかくイギリスにいるのに日本人ばかりと交流するこに疑問を抱いていた駐在員に新しい境地をひらくきっかけ与えることとなりました。
少数派の勇気ある決断が今のロンドン駐在に来る日本人のグローバル化に大きく貢献していることは間違いありません。
フィンチリーセントラルとはどんなところ?
ノーザンラインでロンドン中心部のオフィス街バンクから約30分のところにあるフィンチリーセントラル駅。
駅をでていちばん最初に目に飛び込んでくる夏は必ず立ち寄ってしまうアイスクリームショップ「バスキン・ロビンズ」。
メインストリートは電車をまたぐ橋を挟んで南側がリジェンツパーク・ロード、北側がバラッズ・レーンと2つの通りの名前がついています。
南側のリージェンツパーク・ロードにはロンドン北部でいちばんおいしいと評判のフィッシュアンドチップスショップ「Two Brothers」、となりにはアメリカの小説家J・D・サリンジャーの小説「ライ麦畑でつかまえて」と同じ名前のパブ「The Catcher in the Rye」があなたの渇いたのどを冷たいビールでうるおしてくれます。
北側のバラッズ・レーンは大型スーパーテスコや日用品を販売している小さな雑貨店がたちならび一日中人通りは絶えません。
カフェやレストランもあり、中東系のひとが多く住むエリアせいかケバブ屋さんが多く、おすすめは「Drum 」 と「Divan」です。
子どもを現地小学校に通わせたいなら
お子さまを現地小学校に通わせたいのでしたら、フィンチリーエリアに住めば間違いありません。
セントメアリーズスクールはイギリス国教会が経営する学校で通常はイギリス国教会からの推薦状が必要ですが、セントメアリーズスクールに関しては特にそういったものが必要ありません。
チャールグローブスクールは評判がよくなっており人気が高くなっております。
日本人に人気のフリスマナースクール、モスホールスクール。
マナーサイドスクール、チューダースクールととにかく小学校がたくさんあり、どれをとってもハズレはありません。
日本の幼稚園にお子さまを通わせたいなら前田学園があります。
習いごとや塾も充実している
フィンチリーエリアはレベルの高い小学校がそろっているだけではなく、習いごとをする教室や塾も充実しています。
水泳を習いたいならお子さまから大人まで通うことができるプールサイド ・マナー。
テニスを習いたいなら、アベニュー・テニスクラブ、チャンドス・ローン・クラブなどがあります。
日本の塾はジョバ、レナがあります。
また、日本から来たばかりで英語がまったくわからないというひとにも安心、フィンチリーには語学学校もたくさんあります。
日本に近すぎず遠すぎないのがフィンチリー
今後、日本の企業はもっともっと海外に出ていくことになります。
また、多くのアスリートも日本という小さな土俵から飛び出し海外でも実力を発揮するようになったいまの時代に日本語にこだわる理由などないのではないでしょうか。
近い将来に日本国内でも英語で会話する日が来るのかもしれません。
ロンドンに赴任する多くの日本人の一番の選択は日本人学校ですが、お子さまにとってそれは正しい選択と言えるのでしょうか。
だからといってイギリス100%のエリアに住んだのではストレスの原因となります。
そういった意味ではほどよく日本人の住むフィンチリーエリアでイギリス生活を満喫するのがよろしいのではないかと私は思います。
コメント