はじめに イギリスといえば何を思い浮かべるだろうか。紅茶?ロイヤルファミリー?それとも曇りがちな天気?世界中の人々がイギリスに対して抱くイメージはさまざまだが、「美食の国」とはなかなか結びつかないのが正直なところかもしれ …
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カテゴリー:食生活
味変なしの食文化:イギリスを北上しても変わらぬ味の背景
イギリスという国には、気候的にも文化的にも「南北格差」という言葉がついてまわる。実際に南部と北部では、経済力、アクセント、雇用の状況、政治的傾向など、さまざまな点で違いが見られる。しかし一方で、ある奇妙な一貫性もある。そ …
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イギリスは旬がない国?――季節感のない食文化とその背景
はじめに 四季のある日本で育った私たちにとって、「旬(しゅん)」という概念はごく自然なものです。春には筍、夏にはスイカやトマト、秋には栗やサンマ、冬には大根や白菜など、季節が巡るたびにスーパーの棚にも変化が現れ、家庭の食 …
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イギリスは本当に「飯のまずい国」?舌の記憶からの出発
イギリスに住んでいた、あるいは旅行で訪れた日本人の多くから聞かれるフレーズ――「イギリスのご飯って、どうしてあんなにまずいの?」「まずい」という印象が先行しがちですが、これは本当に普遍的な評価なのでしょうか。 まず前提と …
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肉オンリーでもスリム?イギリスの“肉食者”を徹底解析
最近、SNSや海外メディアなどで「肉だけ食べてるのに、なんで痩せてる人が多いの?」という声をよく目にします。特にイギリスでは「Carnivore Diet(カーニボア・ダイエット)」と呼ばれる、“ゼロ・カーボ”、“肉オン …
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なぜイギリスではベジタリアンが増えているのか?牛と地球温暖化の意外な関係に迫る
はじめに 近年、イギリスではベジタリアンやヴィーガンの人口が急増しています。イギリス国民の健康志向の高まりや動物福祉の観点も大きな要因ですが、「気候変動に与える食生活の影響」という視点が新たな関心として浮上しています。特 …
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イギリス人とスパゲティ:恋愛と炭水化物の深い関係
国際恋愛には、文化の違いという壁がつきものだ。言葉の違い、価値観の違い、そして何より食文化の違い。筆者は日本人で、現在イギリス人のパートナーと暮らしているのだが、この「食」の壁には何度となく頭を抱えさせられた。 イギリス …
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魚屋の逆襲――イギリスで見かける「少し不思議な」フィッシュモンガーたち
イギリスの街角でよく見かけるもののひとつに、「魚屋(フィッシュモンガー)」がある。観光地から住宅街の一角まで、その規模や装いはさまざまだが、どこか「昭和の市場」を彷彿とさせるような、懐かしくも少し雑多な佇まいをしている。 …
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イギリスの肉屋 vs スーパー:本当にブッチャーの肉は“価値”があるのか?
ロンドンの街角、レンガ造りの店構えに「Butcher(肉屋)」の文字。ショーウィンドウには吊るされたラムレッグ、分厚いステーキカット、手作りのソーセージ。中に入ると、白衣を着た職人がカウンター越しに「今日は何が欲しい?」 …
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焼きすぎる国イギリスでも食中毒は起こるのか?——夏に気をつけたい「英国的食中毒事情」
イギリスの料理と聞いて、多くの人が思い浮かべるのは「ロースト」や「グリル」など、長時間高温で火を通す調理法ではないだろうか。実際、ローストビーフやシェパーズパイ、サンデーローストなど、イギリスの伝統的な家庭料理の多くは、 …
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