
イギリス旅行中に外食をする際、多くの人が気になるのが「ハズレたくない」ということ。特にロンドンやマンチェスターなどの大都市では、個人経営のレストランも多く、選択肢は豊富です。しかし、美味しい店に当たるかどうかは“運次第”な面もあり、短い滞在中に時間やお金を無駄にしたくないのが本音ではないでしょうか。
そんな時に頼りになるのが チェーンレストラン。日本では「チェーン=無難」というイメージもありますが、イギリスではむしろ 「チェーン=安定と安心」 の象徴。この記事では、イギリス全土で展開される人気チェーンの特徴や実際のメニュー価格、各店の魅力を余すところなくご紹介します。
なぜイギリスでチェーンレストランが人気なのか?
1. 味とサービスの安定感
チェーン店は料理の味やサービスの質が マニュアル化 されているため、どの店舗に行っても大きなブレがありません。個人経営の店に比べて「注文した料理が毎回違う」「店員の対応がまちまち」といったことが少ないのです。
2. 初心者でもわかりやすいメニュー
英語が不安な方でも、チェーン店では 写真付きメニュー や、ウェブサイトに 詳細な説明 が掲載されていることが多く、注文しやすいです。また、多くの店は日本語での口コミもネットに多数あります。
3. ベジタリアン・ヴィーガン・グルテンフリー対応
食文化の多様性が進んでいるイギリスでは、チェーン店でも 宗教やアレルギー、ライフスタイルに配慮 したメニューを用意しています。ヴィーガン向けメニューが豊富な店も多く、安心して食事ができます。
イギリスでおすすめのチェーンレストラン5選+価格情報
1. Nando’s(ナンドス)
ジャンル:ポルトガル風グリルチキン
■ 店舗数
全英で約400店舗以上、ロンドン各地に多数展開。
■ 看板メニューと価格(2024年3月現在)
- 1/4 Chicken with 1 Side(チキン1/4+サイド):£8.75
- Butterfly Chicken(バタフライチキン)+ 2 sides:£13.25
- Chicken Wrap:£8.95
- PERi-PERi Chips(ペリペリ味ポテト):£3.25
■ 魅力ポイント
- 自家製のPERi-PERiソースで味付けしたチキンは絶品。辛さが Mild〜Extra Hot まで選べる。
- ヘルシー志向にも対応(グリル中心、野菜サイド多め)。
- 店舗の雰囲気はカジュアルで明るく、子連れでも安心。
■ 利用シーン
友達とのランチ、ファミリーでのディナー、一人でも入りやすい。
2. Wagamama(ワガママ)
ジャンル:アジアン・ヌードルバー(日本・東南アジア風)
■ 店舗数
ロンドンを中心に全英で150店舗以上展開。
■ 看板メニューと価格(2024年3月現在)
- Chicken Katsu Curry(チキンカツカレー):£13.50
- Chilli Chicken Ramen(チリチキンラーメン):£14.00
- Yaki Soba(焼きそば):£11.25
- Bang Bang Cauliflower(ヴィーガン向けカリフラワー):£6.95
■ 魅力ポイント
- 「日本食に似ている」味で日本人にとっても食べやすい。
- ヴィーガンやグルテンフリーの選択肢が多く、アレルゲン一覧表もウェブ上で公開。
- テーブルは相席スタイルが多く、カジュアルで国際色豊か。
■ 利用シーン
観光途中のランチ、ヴィーガンの友人との食事にもおすすめ。
3. Dishoom(ディシューム)
ジャンル:インド・ボンベイカフェ風
■ 店舗数
ロンドンに6店舗、マンチェスター、バーミンガムなどにも展開。
■ 看板メニューと価格(2024年3月現在)
- Chicken Ruby(バターチキン系):£14.90
- House Black Daal(名物レンズ豆カレー):£7.90
- Garlic Naan:£3.90
- Bacon Naan Roll(朝食名物):£8.70
- Bottomless Chai(無限チャイ):£3.70
■ 魅力ポイント
- インドの植民地時代を思わせるクラシックで美しい内装。
- スパイスのバランスが絶妙で「インド料理が苦手な人でも食べられる」と評判。
- 人気店のため予約は必須(公式サイトから可能)。
■ 利用シーン
ちょっと贅沢なディナー、記念日、オシャレな朝食デートにも。
4. Pret A Manger(プレタマンジェ)
ジャンル:カフェ・軽食・サンドイッチ
■ 店舗数
イギリス国内に約400店舗以上。ロンドン中心部ではほぼ駅ごとにある。
■ 看板メニューと価格(2024年3月現在)
- Tuna & Cucumber Baguette:£4.75
- Falafel & Avocado Wrap(ヴィーガン):£4.95
- Soups(日替わりスープ):£4.35
- Organic Coffee(ラテ):£3.45
- 朝食メニュー(クロワッサンやグラノーラ):£2.50〜
■ 魅力ポイント
- 新鮮な材料を毎日店舗で調理しており、保存料不使用。
- ヴィーガン対応メニューが充実。
- テイクアウト・イートイン両対応で、朝食やランチに最適。
■ 利用シーン
忙しい朝の朝食、観光途中の軽食、空港や駅の待ち時間にも◎
5. Bill’s(ビルズ)
ジャンル:モダンブリティッシュ・カフェ&レストラン
■ 店舗数
全国に約75店舗。ロンドン市内だけでも10店舗以上。
■ 看板メニューと価格(2024年3月現在)
- Bill’s Big Brunch:£12.95
- Buttermilk Pancakes(3枚):£9.95
- Bill’s Classic Burger:£14.95
- Avocado on Toast:£9.25
- Earl Grey Tea:£2.95
■ 魅力ポイント
- 店内はナチュラル&ビンテージ感のあるインテリアで女子受け抜群。
- 朝食、ブランチ、ディナー、デザートまでフル対応。
- キッズメニューもあり、ファミリーでも使いやすい。
■ 利用シーン
友人とのゆったりブランチ、デート、カフェ利用、夜はお酒も楽しめる。
チェーンレストランの活用術
- Googleマップで「チェーン名+レビュー」を検索すると、観光地近くの良店舗がすぐ見つかる
- 混雑時間(12:00〜13:30、18:00〜19:30)は予約推奨。Dishoomは特に注意
- セットメニューやランチディールがお得。Pretでは月額£30のコーヒーサブスクも!
まとめ:イギリスで外食に迷ったら“チェーン”が正解!
イギリスでは、「チェーン=味も接客も安定」「ヴィーガンやアレルギーにも配慮」「分かりやすい価格とメニュー」と、旅行者にとって頼れる存在です。もちろん、個人経営のレストランで地元の味を楽しむのも醍醐味ですが、まずはチェーン店で“失敗のない一食”を確保するのもアリ。
特に、今回ご紹介した5つのチェーンは、料理の質や雰囲気、サービスにおいても旅行者や現地在住者から高評価を得ている店舗ばかり。イギリスに行く予定があるなら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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