なぜイギリスの家はカビが生えやすい?気候・構造・対策をわかりやすく解説!【おすすめ除湿アイテムも紹介】

日本からイギリスに引っ越してまず驚くのが、「家の中にカビが生えやすい」ことではないでしょうか?実はこの悩み、現地でも多くの人が抱えている問題。特に古い住宅に住んでいる場合、カビとの戦いは避けて通れません。

この記事では、イギリスの家にカビが生えやすい理由を「構造」「気候」から解説し、現地で手に入る除湿器や便利グッズを交えながら、賃貸でも実践できるカビ対策をわかりやすくご紹介します!

イギリスの家がカビに弱い3つの理由

1. 断熱材が入っていない住宅が多い

イギリスには1930〜60年代に建てられた「solid wall(単層壁)」タイプの家が多くあります。外壁のすぐ内側が室内壁になっており、断熱材が入っていないため、外の冷気がそのまま室内に伝わりやすい構造です。

その結果、室内の湿気が冷たい壁に触れて結露が発生 → カビの原因となります。

2. 通気性が悪い

イギリスの家は「密閉性が高い=風通しが悪い」構造。特にテラスハウス(長屋型の家)などでは空気の循環がほとんどないため、湿気がこもりやすく、カビの温床に…。

3. 湿気の多い気候

イギリスは年間を通して雨が多く湿度が高いのが特徴。冬は気温が低いため暖房なしでは家の中もかなり寒くなり、外の冷気+室内の湿気が結露を引き起こし、カビが発生しやすくなります。

カビが健康に与える影響

「見た目がちょっと気になるだけ」と油断してはいけません。カビは以下のような健康被害を引き起こすこともあります。

  • 鼻づまり・咳・アレルギー
  • 喘息の悪化
  • 肌荒れ・湿疹
  • 免疫力低下・倦怠感

特に黒カビ(Stachybotrys chartarum)は、呼吸器系への影響が強く、小さな子どもや高齢者は注意が必要です。

家主に断熱工事を頼むのは難しい?

最も効果的な対策は断熱材の施工ですが、数千ポンド(数十万円〜100万円以上)かかるのが一般的。賃貸では「大家が断ってくる」ケースも多いため、自分でできる対策を考えるのが現実的です。

今すぐ始められる!イギリスでできる最新カビ対策

1. 除湿器の活用(最強の味方)

湿気を取るなら、まずは**除湿器(Dehumidifier)**の導入をおすすめします。イギリスでも多くのモデルが販売されており、以下は特に人気の高いモデルです:

🔹【おすすめ】Meaco Dry Arete One 12L / 20L

  • 静音&省エネ設計
  • 空気清浄機能付きモデルあり
  • 部屋のサイズに応じて12L・20Lが選べる

▶ Amazon UKやArgos、Currysなどで購入可能

🔹【コンパクト派に】Pro Breeze 1500ml Dehumidifier

  • 小さな部屋やクローゼットに最適
  • 軽量で持ち運びラクラク
  • お手頃価格(£50前後)

▶ 寝室・キッチン・バスルームにも◎

2. 使い捨て除湿剤(Moisture Absorbers)

クローゼットや靴箱、窓のそばなどに使える手軽な除湿グッズです。

🔹UniBond Aero 360

  • スタイリッシュで使いやすい
  • 詰め替え式&持続数週間
  • トイレや玄関、カーペット下にも

▶ B&Q、Wilko、スーパーなどでも手に入ります

3. 暖房をうまく活用する

「暖房代が高くて使えない…」という人も多いですが、低温設定で24時間つけっぱなしにする方が、結露&カビ対策には効果的で、結果的にコスパも◎。

セントラルヒーティングはこまめにオンオフするより、一定の温度で安定稼働させるのがおすすめです。

4. 毎日の換気習慣

風通しが悪くても、朝の10〜15分間の窓開けはカビ対策にとって効果抜群。特に以下の工夫が効果的です。

  • 晴れた日は寝具・カーペットを乾かす
  • 入浴後はバスルームのドアを開け、換気扇をON
  • ポータブルファンで空気を循環

まとめ:知っていれば怖くない!イギリスのカビ事情

イギリスの住宅は構造的にカビが生えやすいのは事実。でも、その原因を理解し、正しい対策をすれば快適な暮らしは十分可能です。

  • 除湿器や吸湿剤などのアイテムを賢く活用
  • 日々の換気・暖房管理を意識
  • 症状が出ている場合は早めに専門家へ相談

「イギリスの家=カビが生えて当たり前」と諦めず、知恵とアイテムで乗り切っていきましょう!

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