「実家に帰省する」「実家暮らし」「実家の味」……日本では「実家」という言葉が日常的に使われ、特別な意味を持つ。家族が住み、思い出が蓄積されている場所。そこは人生の出発点であり、心の拠り所でもある。だが、イギリス人と話をしていると、こうした「実家」という概念が驚くほど薄いことに気づく。 なぜ、イギリス人には「実家」という感覚が乏しいのか?それは「引っ越し」という文化的・経済的な背景に大きく関係している。本稿では、イギリスにおける住宅事情、家族観、ライフスタイルの変化などを通して、「実家」という概念が根付きにくい理由を探っていく。 1. 「実家」という日本独特の概念 まず、「実家」という言葉を英語に訳すとしたら何になるのだろうか?辞書的には「parents’ house」や「family home」などが使われることが多いが、どれもニュアンスとしては「一時的に帰省する場所」や「両親が現在住んでいる家」を意味するにすぎない。「代々続く家」「帰る場所としての心の拠り所」という意味合いまでは含まれていない。 日本では、親から子へ、家と土地が受け継がれていく文化が強く、特に地方に行けば「○○家の本家」というような言い方も残っている。家系や地域との結びつきが強い社会構造が、「実家」という概念を根付かせている。だが、イギリスではこのような「家系としての家」という感覚が希薄である。 2. イギリス人はとにかくよく引っ越す イギリス人のライフスタイルを語るうえで欠かせないのが、「頻繁な引っ越し」である。調査によれば、イギリス人は生涯で平均8回以上、引っ越しを経験すると言われている。子ども時代から大学進学、就職、結婚、転職、離婚、老後と、ライフステージごとに住む場所を変えるのが一般的なのだ。 特に顕著なのが大学進学のタイミングでの「家を出る」文化。日本では自宅から通える大学を選ぶ人も多いが、イギリスでは地方の大学へ進学し、親元を離れるのが普通。大学卒業後はさらに別の都市に就職し、友人や恋人とシェアハウスをしながら独立した生活を始める。 こうして、一度親元を離れたイギリス人が、再び「元の家に戻る」ことは稀であり、「帰省する場所」というより、「かつて住んでいた家の一つ」として認識されることが多い。 3. 不動産文化:買っては売る、資産としての家 イギリスでは不動産の売買が非常に活発で、人生の節目に家を「買い替える」文化が根付いている。例えば、若い夫婦がまず手頃な価格の「スターター・ホーム」を購入し、家族が増えるにしたがってより広い家に「ステップアップ」していく。その後、子どもが巣立てば、今度は管理が楽な「ダウンサイジング」をするという流れが一般的だ。 つまり、「親がずっと同じ家に住み続ける」というケースが非常に少ない。家は「資産」として捉えられ、タイミングを見て売買することが当たり前になっている。これでは「ずっと変わらない実家」という存在ができにくく、「帰省」という文化も根付きにくいのだ。 4. 家族の関係性とプライバシーの重視 イギリスでは家族同士であっても「個人の領域」を大切にする文化があり、それが住まい方にも影響を与えている。成人した子どもが親と同居するケースは稀で、「早く独立すること」が一種の美徳とされている。 親子関係は良好であっても、頻繁に会ったり、毎週電話をしたりする習慣はあまりない。家族との距離感が、物理的にも心理的にも日本より遠いことが多い。したがって、親が引っ越してしまえば「前の家=実家」という意識は希薄になり、新しい家も「両親の今の家」としてあくまで他人の家のように扱われる。 5. 地域共同体よりも個のライフスタイル 日本では、地域社会や近隣とのつながりが今なお重要視される傾向がある。特に地方では、近所付き合い、町内会、地元イベントなどが生活に根付いており、「帰省」はそれらの関係性を一時的に取り戻す行為でもある。 一方、イギリスでは個人主義が浸透しており、地域よりも「自分のキャリアやライフスタイル」に重きを置く。新しい仕事、新しい人間関係、新しい住環境を積極的に求めるため、「地元に帰る」という発想自体があまり存在しないのだ。 6. 例外としての貴族階級と伝統的邸宅 もっとも、イギリスにも「代々受け継がれる家」が存在しないわけではない。例えば、貴族や上流階級が所有する「マナーハウス(荘園)」や「エステート」はその典型だ。こうした邸宅は家名と密接に結びついており、家族の歴史や格式を象徴する存在でもある。 しかし、これらはごく一部の特権階級の話であり、一般市民にとっては現実離れした世界。イギリス社会全体としては、こうした「一つの家に長く住み続ける」文化は一般的ではない。 7. 「家」は物理的な場所から、心のつながりへ イギリスでは、家族や大切な人と過ごす時間そのものに価値が置かれ、「どこにいるか」よりも「誰といるか」が重要視される傾向がある。たとえば、クリスマスやイースターに「家族と過ごす」ことは重視されるが、それがどこの家かはさほど問題ではない。親が住んでいる今の家でも、子どもの家でも、あるいはレンタルしたコテージでも構わないのだ。 この考え方は、「家=心のつながり」であり、「実家=建物」ではない、という価値観の反映でもある。 結論:イギリスにおける「実家」とは 以上のように、イギリス人にとって「実家」という言葉は、少なくとも日本人が持つような意味では存在しない。頻繁な引っ越し、資産としての住宅観、家族の独立性、個人主義的なライフスタイルなどが複合的に影響し、「帰るべき場所」としての家が形成されにくいのである。 とはいえ、それは「家族を大切にしていない」ことを意味するわけではない。むしろ、場所に縛られず、関係性を重視する柔軟な価値観がそこにはある。イギリス人の暮らし方を知ることは、日本人にとって「実家とは何か」を改めて問い直すきっかけにもなるのではないだろうか。
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ロンドンでの理想的な新生活を始めませんか?
ロンドンにお住まいの方、またはこれからロンドンに移住を計画されている方へ朗報です!英国での生活を豊かに、そして快適にするための素晴らしいお部屋をご紹介します。駐在員の方にもぴったりの2ベッドルームアパートメントが、人気のエリア フィンチリーセントラル に登場しました。 魅力的なロケーション:生活の利便性と静けさを両立 この物件が位置するのは、日本人に特に人気のあるフィンチリーセントラル(ポストコード:N3)。地下鉄ノーザンラインのフィンチリーセントラル駅まで徒歩わずか3分 という抜群のアクセスを誇ります。この路線を使えば、ロンドン市内の主要エリアへもスムーズに移動が可能です。さらに、スーパーマーケットや商店街も徒歩2分 以内という至便性がありながら、アパートは少し奥まった場所に位置しているため、喧騒から離れた静かな環境を実現しています。 完璧な住環境:家具付きで即入居可能 「引っ越しは大変」と思う方もご安心ください。この物件は 家具がすべて完備 されており、スーツケース一つで即座に快適な生活をスタートできます。リビングルームやベッドルームにはモダンで機能的な家具が揃っており、日常の生活に必要なものはすべて揃っています。加えて、キッチンには最新の調理設備が整っており、料理好きの方も大満足間違いなしです。 気になる賃料と条件 写真と物件の詳細について 本ページに掲載されている写真は同じ建物内の別のお部屋を撮影したものですが、間取りはまったく同じ です。そして、実際の物件の内装はさらにモダンでスタイリッシュ!実物をご覧いただければ、そのクオリティにきっとご満足いただけるはずです。 フィンチリーセントラルの魅力 フィンチリーセントラルは、ロンドン北部で特に人気の高いエリアです。日本人コミュニティも充実しており、和食レストランやアジア系食材店、日本語対応のクリニックなども揃っています。また、周辺には広々とした公園が点在しており、週末にはリラックスした時間を楽しむこともできます。加えて、学校や教育機関も充実しているため、お子様がいらっしゃるファミリーにもおすすめの地域です。 お問い合わせ この素晴らしい物件に関心をお持ちの方は、ぜひお気軽にご連絡ください!担当不動産会社:James Kei London日本語対応スタッフが丁寧にサポートいたします。 今すぐご連絡ください! ロンドン生活をさらに充実させるために、理想的なお部屋を見つけましょう。この魅力的な物件は人気のため早めの完売が予想されます。少しでも気になる方は、今すぐお問い合わせください!
賃貸物件の「冬あるある」~水漏れ編~
冬といえば、コートを羽織り、手袋をはめ、ホットチョコを飲みながら部屋でのんびりしたい季節。しかし、賃貸物件の住人にとっては、もう一つの「冬の風物詩」があります。それは、冬になると決まって起こるトラブルの数々。特に注目すべきは、暖房システム関連の問題。これが意外と「ドラマチック」な展開を見せることも多いのです。 冬の主役はボイラー、その裏でひそむ水漏れの恐怖 賃貸物件に住んでいる人の多くが頼りにしているセントラルヒーティング。ボイラーが働き、各部屋に設置されたラジエーターにお湯を供給することで、部屋全体がポカポカに。これ自体はありがたいものですが、問題はその「ボイラー君」、たまに仕事をサボるんです。 最もありがちなトラブルがボイラーからの水漏れ。最初は「ポタ…ポタ…」という音に「まあ、大したことないだろう」と油断しがち。でもちょっと待った! ボイラーの仕組みを知ると、この水漏れがいかに恐ろしいか分かります。 ボイラーの仕組みをざっくり解説 ボイラーは冷たい水を吸い込み、ホットなお湯に変換してラジエーターに送り込む仕組み。その結果、家全体を暖める役割を果たします。簡単に言えば、家の血液循環を担う心臓のような存在なのです。 では、この「心臓」がポタポタと漏れ始めたらどうなるか? 想像してみてください。 漏れ出る水の量、意外とシャレにならない 例として、寝室3つの3ベッドルーム物件を想像してみましょう。この場合、各部屋に1つ、リビング・キッチン・バスルームにそれぞれ1つずつ、計6つのラジエーターがあるのが一般的です。ここに注目すべきはラジエーター内にたまった水の量。 これを合計すると、12リットル~72リットルの水が家中を循環しています。つまり、72リットルの水が一気に漏れ出したらどうなるか? マンションなら下階がプール状態、戸建てなら床は洪水祭り。被害は計り知れません。 水漏れの見分け方:チェックポイントは「水圧計」 ボイラーの水漏れは、目で見て分かる場合もありますが、そうでない場合も。そんな時に役立つのがボイラーに付いている水圧計です。この水圧計、だいたいボイラー正面部分にあります。最近のボイラーなら液晶で表示されるものもありますが、アナログ派のメーターもまだまだ健在。 注意すべき数値は「1.0以下」。水圧が下がり続ける場合、水漏れが起きている可能性が高いです。「いやいや、水圧が下がるのは寒いせいでしょ?」と侮ってはいけません。水漏れが進行すれば、暖房が止まる → 部屋が冷える → テンションも急降下という負のスパイラルが待っています。 水漏れの悲劇、実録エピソード ここで、実際に起こり得る水漏れの恐怖をシミュレーション。 対策:ボイラーの調子がおかしいと感じたら? 「水圧が下がっているけど、まだ暖房が動くから大丈夫」なんて油断は禁物。気付いた時点で、即大家さんに連絡しましょう。ですが、世の中には「やる気ゼロ」な大家さんも存在します。 そんな場合、早めに引っ越しを検討するのが得策です。「水漏れを放置する大家さん=今後も問題に真摯に対応しない」の法則はほぼ間違いありません。 相談できるところはある? 「でも引っ越しってそんな簡単じゃない…」という方、ご安心を。賃貸物件のトラブルに関しては、無料で相談できるサービスもあります。英国生活サイトなどでは、以下のような相談を受け付けています。 どんな些細な悩みでも、一度相談してみる価値はあります。 結論:冬の賃貸物件は要注意! 冬の賃貸物件で問題が起きる確率は意外と高いです。特にボイラー絡みの水漏れは、対応を誤ると家全体がプール化する危険性すら。日ごろからボイラーの状態をチェックし、異変を感じたらすぐに動きましょう。 そしてもし大家さんが頼りにならない場合は、「あきらめる」「引っ越す」「相談する」の三択。凍えながら問題を抱え続ける必要はありません。 寒い冬、暖かい部屋で快適に過ごすためにも、ボイラー君を見守る目を忘れずに!
英国にはクレーマーは存在しない!?
クレーマーって日本人特有のキャラクターなのではないでしょうか。英国に来て、15年になろうとしていますが、英国であまりクレーマーって見ませんね。たまにレストランなどにいって、ミディアムレアで注文したはずのステーキがウェルダンだったりすると注文どおりでないと文句を言っているひとを見かけますが、まあ普通は文句を言いますよね。これはクレームでもなんでもありません。ステーキの焼き具合って肉をとにかく好んで食べる英国人にとっては、ステーキのミディアムレアとウェルダンの違いは、日本人にとって牛丼と天丼ぐらいに違いがあります。英国では、クレームをする奴ほど小者とみられる傾向があるので、日本の携帯ショップの窓口で怒鳴っているおじさん的なものを見かけるとことはほとんどありません。では英国人は大人なのかと言いますと、そんなことはありません。彼らは、けっこうな確率で自分に起こった嫌なことを覚えていて、自宅に帰ってから家族に愚痴をこぼしています。 パブでの注文時 日本人はラーメン屋などで横入りをせずに、順番をしっかり守る民族だと言われがちですが、英国人も意外に順番は守ります。特にパブなどで飲み物を注文するとき、長いカウンターの前に行って注文するのですが、たまにバーキーパー(英国ではカウンターの中にたっているひとをバーキーパーと呼びます。)が自分に気づいてない場合があり、自分よりも後にきたひとに注文を聞くことがあります。注文を待っている人達は誰が自分よりも長く待っているということを把握しているので、仮にバーキーパーが自分よりも長く待っているひとを無視して自分に注文を聞いてきた場合に、「あの方が先です。」と注文の権利を自分より先に待っていた人に譲る場面を何万回も見たことがあります。とてもほっこりする瞬間です。 公衆トイレではあまり順番を守らない 英国人が順番を守らないのは公衆トイレの列です。どのぐらい切羽詰まっているかによるのですが、ご年配の方は我慢できる筋力が若い人より弱いので、時々行列を無視してトイレに駆け込むのをよく見かけます。もし、こちらも切羽詰まっていたら言いますが、いかにもご老体という方は誰も何も言いません。公衆の面前で漏らしてしまったらその日が台無しになってしまいますし、残り少ない人生を有終の美で飾ってほしいという願いがそうさせているのかもしれません。いずれは、自分が公衆トイレ優先権をゲットした暁には、行列無視してどんどん脱糞していくつもりです。 日本にクレーマーが多い理由 話が少し脱線してしまったので、本題に戻します。英国にいて、たまに日本に帰るからよく見えてしまうとい錯覚のせいか、日本ってクレーマー人口がいちばん多いのではと思ってしまうほどクレームしているひとをよく見かけます。何でなのかと考えました。私の出した結論は次のようなものになります。 過剰なサービス まず、上がられるのが過剰なサービスです。日本のサービスが世界一だと誰かが行っていましたが、あくまで一部のひとで、世界中のすべてのひとの公認ではありません。過剰なサービスは、消費者を甘やかします。そして、消費者を怠けさせます。怠けてしまった消費者は、自分の思い通りのサービスが受けられないとキレます。そしてクレーマーになってしまうのです。例えば、ビジネスホテルに泊まったとします。バスルームに歯ブラシがなかったとき、フロントに電話して持ってきてもらいます。これが、英国では、まずバスルームに歯ブラシなんかありません。バスルームに歯ブラシが置いていないのが’当たり前なので、フロントに文句をいう必要がありません。日本のクレーマーはあるべきものがないという状態にキレます。英国は、無いべきものは無いのでキレることはありません。あるべきものという過剰なサービスを生み出したのは他でもない日本人なのです。自分で自分の首を絞めるという諺を作り出した日本人は自分の首を絞め続けているのです。お客様は神様だと日本では教えられますが、英国ではそんなことはありません。パブでスタッフに横柄な態度をとった客は店を追い出されて終わりです。 日本という国は、いつから過剰なサービスを追い求めてきたのかわかりませんが、どんなにいいと言われても過剰摂取は体に毒です。英国のように、もっと適当にその場しのぎのサービスで十分お金は稼げます。日本が英国レベルになったら、いつか日本に戻って住んでもいいかなと思います。
ロンドンでは、窓がシングルグレージングじゃないとダメなエリアがあるというのは本当?
シングルグレージング、ダブルグレージングとは? 日本ではあまり聞きなれない単語ですが、簡単に説明しますとシングル―グレージングとはガラスが1枚で、ダブルグレージングはガラスが2枚ということです。つまり、一枚ガラスとペアガラスということです。ロンドンの住宅では2重サッシという窓はほとんどありません。そもそもの窓の構造が日本とは違い外側に開閉するタイプAが主流で、古い建物になりますと上下にスライドするタイプBとなります。言葉で説明するのが難しいので下の写真をご覧ください。 タイプAの窓の場合は大概が2重ガラスになっていて断熱効果が良くなっていますタイプBですが見た目は良いのですが、ガラスが1重で暖悦効果はあまり良くありません。 なぜ、ロンドンのような寒い都市で1枚ガラスが使用されているのか? アフリカや東南アジアなどの暖かい国で1枚ガラスというのは納得できますが、夏が短く冬が長いロンドンでそのような断熱効果の悪い窓が存在するのでしょうか。ロンドンには保全地区という国が管理しているエリアが多数存在していて、そういったエリアに家を持つ人は景観を損ねてはいけないという理由で窓をシングルグレージング、いわゆる一枚ガラスを保持しなければいけないルールがあります。 シングルグレージングは断熱効果が悪いので、冬の光熱費が高くなるのではないか? では、保全地区に住んでいる人は、冬のあいだ寒さに凍えながら過ごしているのかと言いますと、そんなことはありません。基本的に保全地区というのはお金持ちの人が住むエリアが多いので、セントラルヒーティングを24時間つけっぱなしにしていたり、各部屋に暖炉があり、家の中を常に暖かく保っている家庭ばかりです。でも、今年はウクライナ戦争の影響で光熱費が2~3倍に跳ね上がっているので、少し暖房費を節約している家庭も多いと聞いています。 窓をダブルグレージングに交換することはできないのか? 保全地区に住みたいのにシングルグレージングはあまりにも寒すぎるので断念したという人も少なくないのではないでしょうか。でも、保全地区はシングルグレージングの窓でないといけないという法律はあるのでしょうか?そんなことはありません。保全地区にある家でもカウンシル(区)から許可さえとれば、ダブルグレージングの窓に交換することはできます。現に、保全地区にはダブルグレージング窓の家がたくさん存在します。 なぜ、うちの家主はダブルグレージングにしてくれないのか? 持ち家の場合は、カウンシルに許可をとって窓を交換すればいいだけの話ですが、賃貸物件に住んでいる場合はそうはいきません。家主にお願いしないといけませんが、多くの家主は費用がかかるという理由で首を縦に振ることはないでしょう。多くの家主は自分の家の窓はダブルグレージングにするのに、他人が住む家にはお金をかけたくないというのが本音です。 将来的にシングルグレージングはなくなる? 近い将来、家主は他人が住む家にはお金をかけたくないと言えなくなります。と言いますのも、物件を賃貸物件として貸し出す際にEPC(Energy Performance Certificate)というエネルギー効率の証明書を借主に渡すことが法律で義務付けられています。この証明書にA~Gまでの格付けがあります。Aがエネルギー効率が一番良く、Gが一番悪い格付けです。現時点では、格付けがF以下の場合は賃貸物件として貸し出してはいけないことになっていますが、2025年には、この基準がFからCに変更されます。賃貸物件の格付けがD以下の場合、家主は格付けをCまで上げないといけなくなります。シングルグレージングの窓で格付けをC以上にするのは、はっきり言って無理でしょう。つまり、家主はシングルグレージングの窓をダブルグレージングの窓に交換しなければ、今後自身の物件を貸し出すことができなくなってしまうのです。 2025年以降は英国の賃貸物件の質は良くなる? EPCの基準変更の他にも、英国では賃貸物件に関する法律改正が複数あり、借主にとっては住みやすい環境に変わっていきます。家主があまりにも権力を持ちすぎていて、高い家賃を支払っている借主の権利は皆無に近かったですが、それもどんどん法の改正が進み、借主に優しい市場に変わってくれることを願っています。
日本人にはあまり聞きなれない賃貸契約前のレファレンスチェック
日本人の英語力がどんどん高くなるにつれ、英系企業のサービスを利用するひとが増えてきました。というか、日本人向けのサービスを提供する会社はコロナパンデミック以降減少傾向にあるので現地のサービスを使わざるをえないといった状況です。そこで、今日は英系不動産を利用する際に注意しなければいけないレファレンスチェックについてお話します。 レファレンスチェックとは? では、レファレンスチェックとは、いったい何なのでしょうか。簡単に説明しますと、審査です。ロンドンで賃貸物件を契約したいとなった場合に不動産会社が知りたいのは「仕事は何をしていて、年収はどのくらいあるのか」につきます。英国では、家賃を滞納するひとが年々増えており、大きな社会問題となりつつあります。そこで、家賃の支払い能力があるのかが賃貸物件の契約をスムーズにしてくれる鍵なのです。 自分の支払い能力を知りたい 支払い能力とひとえに言いますが、いったい自分には毎月いくらぐらいの家賃が相応なのか。答えは簡単です。下の式をご覧ください。 年収 ÷ 30 = 月の家賃 年収10万ポンドのひとの場合ですが、上の式に当てはめると月3,333ポンドという計算になります。自分には貯金もあるので、月にもっと支払えるという場合も同じ計算式が採用されます。 貯金額 ÷ 30 = 月の家賃 貯金額が10万ポンドあったとした場合、毎月の家賃は3,333ポンドですので、上の3,333ポンドと合わせると月6,666ポンドの賃貸物件の契約が可能になるということです。 日本人はレファレンスチェックが通らない? 日本人は英国での金銭の支払い記録がないので、レファレンスチェックが通らないという嘘の情報を教えてくれるひとがたまにいますが、そんなことはりません。日本人だろうが、ドイツ人だろうが、アメリカ人だろうが、この国に初めて来たひとでも収入の証明さえできれば、レファレンスチェックは通ります。 無職のひとは賃貸物件を借りることができないのか? 無職のひとでも賃貸物件を契約することはできます。ただし条件として、銀行に十分な貯蓄があること。先ほど言いましたように、貯金も収入とみなされます。では、職もない、貯金もないひとは賃貸物件を借りられないのかといいますと、正直難しいですね。たまに、海外での仕事をリモートでやりながら英国に移住してくるひとがいますが、ここで言う収入の証明というはあくまで英国内での収入に限ります。 審査を受けずに賃貸物件を契約する方法 審査など煩わしい手続きを端折って契約する方法も、実はあります。通常の賃貸契約は1年契約となります。家主がいちばん気にしているのは、家賃の滞納です。では、家賃を契約の満了まで先払いするという条件であれば、その心配がなくなり、審査という煩わしい手続きを省くことができます。2021年1月から英国は香港からの移民を受け入れていますが、多くの香港人は1年分の家賃を先払いすることによって審査をしないで済んでいます。 レファレンスチェックが通らなかったときのペナルティは? もし、仮に気に入った物件が見つかり、申し込みをしたとします。レファレンスチェックをする前に、不動産会社に手付金(ホールディングデポジット)を支払なければいけません。手付金は1週間分の家賃と法律で決まっています。手付金を支払うとレファレンスチェックが始まります。すべてインターネット上で行われるので、オフィスに出向く必要はありません。英国でいちばんメジャーなレファレンスチェック会社はHomeLetです。HomeLetからリンク付きのメールが送られてきますので、迅速にオンラインフォームの入力をします。フォームの内容は、名前、勤め先、現住所(ホテルの場合はホテル)などの簡単な情報です。もっとも重要なのは、勤め先の連絡先です。ここには会社の人事、または総務の担当者の電話番号とメールアドレスを入力します。間違った担当者の連絡先を入れたりしますと、雇用と収入の証明が遅れ、レファレンスチェックが通らない場合もありますので注意してください。オンラインフォームの入力が終わりますと、そこから調査が行われ、不動産会社に結果が送られています。もし、万が一あなたの収入が規定に満たなかったり雇用形態に問題があったりした場合は、Not acceptable(審査が通りませんでした)というレポートが不動産会社に届きます。その場合は、手付金が不動産会社に没収されてしまいます。時々ですが、調査会社で働くひとも人間ですので、ミスをすることもあります。もし、調査結果に不服がある場合は、すぐに不動産会社に文句を言いましょう。 日本人が、現地不動産会社からあまり好かれない理由 日本人は物件をとてもキレイに使ってくれますし、家賃の支払いも期日をしっかり守ってくれますが、あまり現地の不動産会社には人気がありません。理由は2つあります。 物件に対しての注文が多すぎる 家具を交換してほしい、エアコン付けてほしい、絨毯をフローリングにしてほしい、などなど。私が過去に受けた注文でいちばんショックだったのが、シャワーしかない家に浴槽を付けてくほしいと言われたときです。もちろん、そのひとの申し込みは丁重に断られました。 契約内容が家主向けではない 以前も何度か話しましたが、契約期間中にテナント側から途中解約ができるという条件が必須ということです。基本的にこの条件を現地不動産会社に伝えても、担当者は家主にさえ伝えないケースがほとんどです。 少し最後話が脱線しましたが、お金さえ積めばロンドンでの賃貸契約に困ることはないということです。
イングランド銀行が公定歩合を2.25%に引き上げたことによって今後起こりえること
公定歩合の上昇はインフレを鈍化させる? 公定歩合の引き上げは、単純にお金を借りたときの金利が上がることに直結します。英国人はとにかく借金が大好きな人種で、何か買い物をするとき手持ちのお金には手をつけずクレジットカードなどで支払いします。手元のポートフォリオが目減りすることを嫌う、まさに企業経営者の考えが英国では一般家庭にも浸透しているのです。今までは低金利で借金できたものが、今後はそれなりの金利を支払わなければいけなくなるのです。中央銀行のイングランド銀行は、消費者には直接お金を貸すことはありません。イングランド銀行がお金を貸すのは各銀行、そして、各銀行を通して消費者にお金が貸し出される仕組みは日本も同じですよね。ということは、イングランド銀行が利上げをしたということは、各銀行の金利はそれよりも高くなければいけません。現時点で公定歩合は2.25%なので各銀行は消費者にお金を貸し出すときおそらく最低でも倍の5%の金利をつけて貸し出すことになります。では、消費者の心理として今までは気軽に借金して買い物を楽しんでいたのに、金利が上がることで物を買うという欲求がかなりの割合で落ちます。つまり、人が物を買わなくなります。皆さんもご存じのように物価というのは需要と供給で決まってきますので需要(買いたいという欲求)が減少するイコール、物の値段が下がるということにつながり、インフレが鈍化するのではないかというのが、英国政府とイングランド銀行の見通しです。 インフレからデフレにはならないのか? さて、前項で金利上昇が物価上昇を鈍化させるという話をしたのですが、インフレからデフレ(物価の下落)になるのかという疑問が出てきますが、残念ながらデフレになるのはまだまだ先の話です。というのも、今回の急激なインフレのきっかけは皆さんもご存じ「ウクライナ戦争」です。ガス、原油の高騰が、各企業のコスト高につながり、物価を押し上げてしまったのです。ということは、この戦争が終わらない限り物価の下落は起こりにくいということになります。英国も日本と同じで食料品の約46%を輸入に頼っています。日照時間が短い国なのでしょうがないと言えばしょうがないのですが、戦争などでその道が絶たれると連動して弱くなってしまいます。ということで、公定歩合が上がっただけではデフレになる可能性はかなり低いのではないでしょうか。 住宅ローンの金利があがることで、住宅の販売価格は急落するのか? 各銀行は住宅ローンの金利を2年間の固定金利6%に、5年間の固定金利を5.8%にすると発表しましたが、住宅の販売価格は下落するのでしょうか。これは私見ですが、住宅の価格は下がらないと思います。なぜかと言いますと、前項でも言いましたように、価格というのは需要と供給のバランスで決まってきます。住宅ローンの金利が高くなったから今は家を買わないという選択をする人は出てくるかと思いますが、ローンの金利が高くなったから家を買わないで済む人はいいですが、家を買わなければいけない人が英国にはたくさん存在します。そういった人たちは住宅ローンの金利が高くなろうが、欲しい家が見つかれば買うのです。住宅ローン金利の引き上げは、今の右肩上がりの相場を一瞬崩すことになることは考えられます。でも、いずれ多くの人は住宅ローンの金利が今後下がることはないことに気づくでしょう。住宅ローンの金利は2000年~2008年は4-6%で推移していました、2008年にリーマンショックがあり、それを皮切りにどんどん下がり、コロナパンデミックがさらに金利の下げに拍車をかけ、2021年の後半には、1.2%まで下がりました。(参考文献)英国政府というか先進諸国の多くは景気が悪くなったら金利を下げるということを繰り返し行ってきたが、景気回復につながりませんでした。つまり、今後景気が悪くなっても金利を下げることはもうないのではないかとみています。遅かれ早かれ人々が5%、6%の金利に慣れてしまいます。そうなってから本当の好景気が訪れるのではないかと私は予測しています。
現地不動産会社を通して賃貸契約するときの注意点
以前にも投稿させていただきました内容で重複する点も多いかと思いますが、最近あまりにも現地不動産会社を通しての賃貸契約に関するトラブルの相談が増えてきましたというのもあって再度、現地不動産会社を通しての賃貸契約するときの注意点について解説します。 なぜ、現地不動産会社との契約が増えてきたのか? まず、本題に入る前になぜ現地不動産会社を通しての賃貸契約が増えてきたのかという疑問にお答えします。理由はいろいろありますが、ざっくり言いますと下のものになります。 日本人の英語力があがり、現地不動産会社でも契約が簡単にできるようになった 日本人がたくさん住むエリアに住みたくないひとが増えた 会社に歩いて通えるエリアに日系不動産会社がない 上の3つの理由ですが、実はすべて関連しているのです。日本人の英語力があがり、日系の不動産会社に頼る必要性がなくなったので、現地不動産会社を通しての契約が増えたということです。3つめの会社への徒歩圏内といいますと、日系企業の多くがロンドンの都心部に集中していますが、都心部に日系不動産会社はありません。昔は都心部は治安が悪いとか、ゴミゴミしていて環境悪いなどの悪条件が揃っていましたが、今は治安もよくなり、車の排気ガスに関してはウルトラ・ロウ・エミッション(超低排出)規制がはじまり、都心部は排気ガスをたくさん放出する車に対して通行料が課金されるようになり、環境もかなり良くなっています。そもそも日本人の若いひとにとって郊外に暮らすメリットってほとんどありませんからね。都心に住む日本人が増えるのは当たり前と言えばそうですよね。 賃貸契約の際は、契約書をしっかり読もう さて、本題に入りますが、まず現地不動産会社を通して賃貸契約をする際に、必ずチェックしなければいけない項目があります。契約書はだいたい10~15ページぐらいのものになりますが、そんな難しいことは書いていません。テナント(借主)の義務、ランドロード(貸主)の義務、一般的な決まり、特別事項の4つの構成になっています。なかでも注意しないといけないのは、テナントの義務(TENANT’S OBLIGATION)です。テナントの義務というのは基本的に期日通り家賃を支払うということと物件をきれいに使用するということです。 物件をきれいに使用する義務とは 物件をきれいに使用するというのは、ランドロードが定期的に物件にきてチェックするので毎日きれいに掃除しなくてはいけないということではありません。住んでいるときどんなに散らかしたり汚したりしてもいいけど、退去して物件を返却する際には入居時と同じ状態に戻せということです。そのままの内容のことがテナントの義務に記載されていますが、物件をきれいに使用するというのはどういうことなのかという細かい内容も記載されています。例えば、壁に画びょうやクギを打ってはいけないという項目は必ず入っていますが、住む家に写真や絵を壁に掛けたいですよね。その場合、契約書にサインする前にランドロードに許可をもらうようにして、それを特別事項として記載してもらいましょう。物件をきれいに使用するという義務の中に、庭の手入れももちろん含まれています。日本でもやったことのない庭の手入れを英国でするなんて正直無理ですよね。でも、賃貸契約書には100%含まれています。では庭の手入れを怠った場合はどうなるのでしょうか。隣のひとから庭の手入れをするように注意されたり、退去時に法外な金額をランドロードから請求されたりします。庭の手入れに自信がないかたは、ガーデナーを雇いましょう。一回呼ぶごとに30~40ポンドほどとられますが、庭がきれいになり隣のひとから嫌味を言われることもなくなり平和に暮らせます。 退去通知の方法 退去通知のほうほうでもめるケースが意外とあります。退去通知というのは、物件を出ますとランドロードに通知することです。例えば、今より条件のいい物件が見つかったので引っ越したいとなったとき、今住んでいる物件のランドロードに退去したいと通知しなければいけません。通常は1カ月前通知、2カ月前通知、場合によっては3カ月前通知と記載されているときもあります。1カ月前通知がテナントにとって好都合ですが、どうしても2カ月通知じゃないとだめだと言ってくるランドロードもいます。1カ月通知で退去できるように少し頑張って交渉しましょう。 中途解約(BREAK CLAUSE) この中途解約ももめる原因の一つです。駐在で英国にきているひとは、突然会社から「来月日本に帰ってこい!」とか、「来月からタイに行ってくれ!」など突然の人事異動命令を下されるときってあるじゃないですか。そんなときに、中途解約の条項が契約に入っていない場合は、契約終了まで家賃の支払い義務が生じてしまうので気をつけましょう。中途解約の条項が入っていないからどうしようとお困りの方は下記のメールまでご相談ください。info@eikoku-seikatsu.comこのトラブルを回避する方法はいくつかありますが、この投稿に書くことは控えさせていただきます。 物件訪問に関して 退去前の2カ月間の物件訪問に関してですが、ランドロードもしくは不動産会社のひとが24時間前に通知をすれば訪問をすることができるという条項も必ず入っています。あと2カ月で退去が決まっているからと言って毎日知らないひとたちが土足で物件にずかずかと上がりこまれるのもどうかと思います。そこで、24時間通知を48時間通知に変更するように交渉しましょう。それでも現地の不動産会社は今日の午後に訪問してもいいかなど急なお願いをしてくるので、「契約書通り48時間前の通知でお願いします。」とはっきり断りましょう。 日系不動産を通して契約すればトラブルがないと言っているわけではありません。英国にきて英語の契約書にサインするのは日系も英系も同じです。大事なのは契約書にサインをする前に内容を把握して納得したうえでサインをするようにしましょう。
失敗しない賃貸物件の選び方ロンドンでの賃貸物件選びに失敗しないために失敗しない賃貸物件の選び方
ロンドンでの住まい探し、初めての方にとっては「どれも素敵!」と思ってしまうかもしれません。でも、実際に住んでみると「こんなはずじゃなかった…」ということもよくあります。 そこで今回は、失敗しない物件選びのポイントと、信頼できる不動産会社の担当者を見分ける方法をご紹介します。 良い不動産会社の担当者の見分け方 ロンドンでは、不動産会社の担当者によって物件選びの成功・失敗が大きく左右されます。なぜなら、イギリスの不動産会社にとっての「お客さん」は、私たち借主(テナント)ではなく、物件のオーナー(ランドロード)だからです。 実際、多くの担当者は契約が決まれば仕事終了、あとは「何かあってもランドロードと話してね」と言われることも。そんな状況でも、親身になってくれる担当者もいます。では、どんな担当者が良いのか、見分けるポイントをチェックしてみましょう。 要注意な担当者の特徴 これらに当てはまる場合は、担当者を変えてもらうのもアリです。 なるべく避けたほうがいい物件とは? 「この物件、大丈夫かな?」と不安になったときは、以下のポイントをチェックしてみてください。 ✅ 家賃交渉が一切できない物件 例えば、2500ポンドの物件に対し、2400ポンドでオファーを出した際に「値下げ不可」と即答された場合。こういうオーナー(ランドロード)は、住んでいる間も融通が利かない可能性大。トラブル時に動いてくれないことも。 ✅ 物件管理が雑なオーナーの物件 特に洗濯機・冷蔵庫などの家電が古いと、壊れたときに大変。入居前に「故障した場合、交換してもらえるか?」を確認しましょう。 ロンドンの物件探しは時期も重要! ロンドンの賃貸市場は、時期によって良い物件の出やすさが変わります。 ✅ 春〜夏:質の良い物件が多く、選択肢も広がる ✅ 秋〜冬:物件が少なく、選ぶのが難しくなる 時期を見計らって、少しでも良い物件を探せるようにしましょう。 相談はお気軽に! 「ロンドンの賃貸物件探しで困った!」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。 📩 お問い合わせ:info@eikoku-seikatsu.com ※返信に数日かかることがありますが、ご了承ください。 皆さんのロンドン生活が快適になるよう、少しでもお手伝いできれば嬉しいです!
「家は古ければ古いほど良い」のは、お金持っていればの話
イギリスで築浅のマンションに住むのは至難の業です。古い伝統的な住居が好きなひとにはイギリスは天国みたいなところだが、現実問題として窓ガラスは一重、すきま風ぴゅーぴゅー、さらに天井が高いので暖房費がかさんでうかつに外食もできない始末。それに比べモダンなマンションは冬あたたかく、夏はすずしいうえに、光熱費も激安のいいことづくめ。日本でそんなところに住んでいるから、イギリスでわざわざそんなところに住まなくてもいいという考えも賛同します。ただ、私は個人的に寒いのは苦手なので、どうしてもモダンな築浅マンションに魅かれてしまします。そんな私の考えに賛同の方におすすめの物件ですが、ロンドン北部の人気エリア、ウッドサイドパーク(日系スーパー「あたりや」さんもあります)にある寝室が3つ、うちひとつは専用シャワールームつき、メインの浴室には浴槽のほかに別途でシャワー室もついています。まさに天国のようなマンション。詳しくは、JPSさんのウェブサイトからご覧ください。https://www.jpsinternational.co.uk/property/37/3-bed-flat-to-let-hurley-court-high-road-london/