
こんにちは、イギリス在住のマリコです。
今回は、ちょっぴり野心的な(でも現実的な)日本人女性に向けて、イギリスで“玉の輿”を狙う際に知っておきたい、ちょっとしたコツとカルチャーについてお話しします。
テーマはズバリ、「イギリス人のお金持ちの見分け方」!
実はイギリスという国、表面的にはとても質素で、控えめな人が多く、「お金持ち」がひと目でわかりにくい国でもあります。でも、だからこそ、知っている人だけが得をするちょっとした“兆候”や“合図”があるんです。
そして、タイトルにもある通り、イギリスにおいて“歯”はある意味で最大のステータスシンボル。日本人が思っている以上に、歯=ライフスタイル=お金 なんです。
それでは、そんなイギリスのリアルな生活の裏側から、「玉の輿候補」を見分けるヒントをこっそり伝授していきます。
1. 「歯」が命!? 実はイギリスこそ歯並び大国
まず最初に伝えたいのが、イギリスと“歯”の話。
え? イギリス人って歯並び悪いイメージあるけど?
という声が聞こえてきそうですね。
でもそれ、実はもう古いイメージなんです。
近年のイギリスでは、歯並びやホワイトニングへの意識が急上昇。特に富裕層や中流階級以上では「歯が汚い=育ちが悪い、収入が低い」と判断されることも。
なぜか?
イギリスの歯科治療は、NHS(国民健康保険)ではカバーされない私費治療がほとんど。インプラントや矯正は数十万円から数百万円単位。
つまり、「歯並びが綺麗=継続的に高額な治療費を払える=裕福」というロジックが成り立つのです。
なので、玉の輿狙いの第一ステップは、“歯を見ろ”!
笑ったときに、自然で整った歯並び、白さ、そして差し歯感のないナチュラルな美しさがあれば、それは「育ちが良い」「余裕がある」サインです。
2. 靴は黙って本当の階級を語る
次に注目してほしいのが「靴」です。
イギリス人男性は、服よりも靴にこだわる人が多いです。そして、ここがポイントなのですが、お金持ちは派手なブランドではなく、“質の良い”クラシックな革靴を履いています。
たとえば:
- Church’s(チャーチ)
- Crockett & Jones(クロケット&ジョーンズ)
- Loake(ローク)
などの老舗ブランド。ロゴが前面に出ることはなく、むしろ控えめ。しかし見れば分かる人には分かる「一流」。
靴が磨かれているか? 靴底は手入れされているか?
細かいところこそ、裕福な家庭のしつけが出るのです。
3. “オーバーアクション”をしない人ほど要注意!
アメリカや中東のお金持ちと違って、イギリスの富裕層はとにかく「控えめ」です。
まるで普通の人のように、地味なジャケット、落ち着いた色味、流行に流されない装いを好みます。
でもよく観察してみると…
- ジャケットは仕立てがよい(サヴィル・ロウ仕立てなど)
- 時計は無駄な装飾のない老舗(Patek Philippe, Jaeger-LeCoultreなど)
- 香水はトム・フォードよりPenhaligon’sやCreedを選ぶ
というように、“わかる人だけにわかる”本物を身に着けています。
イギリスでは「成金」はむしろ嘲笑の対象。だからこそ、派手な装飾やロゴを避け、静かに“格”を出すのが流儀です。
4. 車を見れば「古くからの金持ち」か「成金」かわかる!
意外かもしれませんが、イギリスの上流階級は新車に乗らないことが多いです。
高級住宅街を歩くと、ボロく見えるレンジローバーやジャガー、古いミニクーパーを大事に乗っている人がたくさん。
これは単なる倹約ではなく、
「物を大事にする」=「家柄の良さ・育ちの良さ」
を示す文化的な価値観なのです。
むしろ最新のフェラーリやランボルギーニに乗っている人の多くは、新興成金であることが多く、長期的な安定性や教養面では見劣りする場合も。
“古くて手入れされた高級車”
このバランスが、代々続くお金持ちの証拠です。
5. 食事とワインで育ちがバレる
最後にもう一つ、会話の中で「ん?」と思ったら注目してほしいのが食とワインの話題。
たとえば:
- “オイスターは好きだけど、マルドンの塩で食べるのが一番”
- “ワインはボルドーもいいけど、実は南アフリカが今熱い”
- “アフタヌーンティーはThe RitzよりもFortnum & Mason派かな”
など、地味だけど上質な選択肢を自然に口に出す人は、間違いなく“知っている人”。
お金持ちは“どこで何を買うか”を非常に大切にしています。スーパーで買える高級品(Waitroseでしか売ってないジャムとか)を知っていたり、自宅の紅茶がFortnumのセレクションだったりしたら…チャンスです。
番外編:どんな場所に出没する? 出会いやすいスポット3選
「でも実際どこで会えるの?」という質問もよくされます。
以下は私がこれまでの経験で感じた“高確率スポット”です:
1. ハムステッド(Hampstead)エリアのカフェ
アート、文学、静かな高級住宅街。ハイソな独身紳士がよく犬の散歩をしています。
2. City内のクラシック系バー(The NedやRulesなど)
金融マン・弁護士系が多く集まるが、スーツ姿が派手すぎない人が狙い目。
3. ウィンブルドンやヘンリー・レガッタのようなイベント
スポーツ観戦を装って、実は上流階級の社交場。
最後に:玉の輿=悪ではない。賢く見極めよう
「玉の輿」と聞くと、打算的だとか、下心があるように聞こえるかもしれません。
でも、人生において「誰と時間を共にするか」はとても重要。
その相手が、あなたの価値観や生活の質を高めてくれる存在であるなら、それは立派なパートナー選びです。
イギリスという土地は、目に見えるものよりも「行間を読む」力が求められます。
だからこそ、外見やブランドだけで判断せず、「本物」を見極める力を身につけていきましょう。
もし今回の内容が少しでも参考になったら、ぜひシェア&コメントしていただけると嬉しいです。
それでは皆さん、素敵な出会いと、歯並びチェックをお忘れなく!🦷🇬🇧
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