変異種が流行りだした今イギリスから日本へ帰国する5つの理由

イギリスからの帰国者が新型コロナウィルスの変異種を持ち込んでいるとニュースになっています。なぜこのタイミングで日本へ帰国しているのでしょうか。 考えられる理由は5つです。 ビザがきれてイギリスに滞在できなくなった 会社の命令 イギリスには観光できていた 大学がすべてオンライン授業になりイギリスにいる必要性がなくなった イギリスにいるより日本にいる方が何かと安全で安心 ビザがきれてイギリスに滞在できないので帰国 ワーキングホリデーを知っていますか?イギリスには2年間の期限付きのビザで毎年1000人の日本人が英語の勉強や仕事をしに来ています。2年前にイギリスへ来た人たちはビザが切れるのでイギリスにいたくてもいることができまません。 会社の辞令 イギリスに支店をもつ多くの日本企業はイギリスの駐在員の削減を検討しています。通常は5年ぐらいは滞在する駐在員ですが新型コロナウィルス感染が収束しないので予定をきりあげているという話を駐在員の人から聞きました。じっさいに私の知っている何人かの駐在員が予定よりはやく帰国しました。会社の命令では仕方ないですよね。 イギリスには観光できていただけ イギリスのクリスマスの時季まちはきれいにかざり付けられます。ロンドンのオックスフォードストリートのイルミネーションは世界的にも有名です。そんなイルミネーションを生でみようと毎年多くの観光客が訪れます。観光で来る人は数日間の滞在予定できているうえに帰りの飛行機チケットもすでにとっているので帰国日を簡単に変更できません。というわけで帰国するしかないのです。 大学がすべてオンライン授業になりイギリスにいる必要性がなくなった イギリスの大学へ留学できている学生さんは大学の授業がオンライン化になりイギリスへいなくても授業を受けられるようになりました。そのためわざわざイギリスで高い家賃を支払ってイギリスへ滞在する必要がなくなったのです。 イギリスへいるより日本にいた方が安全で安心 特にイギリスへ滞在する理由がない人は医療崩壊しているイギリスにいるより日本に滞在していた方がなにかと安全ですし安心ですよね。ということで仕事がある旦那さんは残して子供と一緒に帰国という人もいるらしいです。

イギリス政府がほぼ全土のエリアを警戒レベル4に引き上げ

イギリスで過去24時間以内に確認された新型コロナウィルスにより感染者と死者の数は下記のとおりです。 新規感染者:50,023人死者:981人 死者に関しては4月24日以降最多の数となりました。これを受けイギリス政府はセカンダリースクール(11歳~16歳まで)の新学期のはじまりをもともと1月4日からだった予定を先週の時点で1月11日に遅らせ、さらに今日1月18日遅らせるという発表をした。なお、小学校の新学期のはじまりに関しては1月4日の予定で変更はない。 ワクチン接種の公表が裏目にでている イギリスは12月8日にはじまったファイザー製薬のワクチン接種。さらにアストラゼネカとオックスフォード大学が開発したワクチンの接種が1月4日からイギリスの保健相ハンコック氏やメディアがワクチンを救世主のようにあつかい、もう今後何の心配もないというようなコメントを公の場で繰り返すことにより国民の警戒心がとけ人々がショッピングなどにくりだす結果となった。事実、12月16日より警戒レベルが4となったロンドンではレストランやパブは開けてはいけないことになっていたが多くのレストランは開いていてお客さんも普通に食事している。 今後イギリスが直面する問題 ワクチンの接種がはじまるのは素晴らしいことだが、アストラゼネカのワクチンも2回接種して90%の効果がある。1回の接種ではウィルスに感染しない可能性は60%。2回目の接種は1回目の接種から12週間(約3カ月)後。感染の可能性が減るが感染する可能性もある。12月中旬から感染者が急増したので重症化した人たちが病院にくるのが1月の初旬から中旬にかけてとなる。現時点でイギリスの新型コロナウィルス患者は第1波を超えたのでひっ迫していることは確実。つまり病院に入院できない重症患者が増えることになる。政府はどういった対応を考えているのだろうか。